シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治学Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学部 | 手塚 崇聡 | テヅカ タカトシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PS1-HB17
履修条件・関連科目等
特に定めない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講では、政治学を学ぶ上での基礎的教養である日本の統治機構、政治制度につき、日本国憲法をもとに検討していきます。
たとえば、「権力分立」の下に構築されているといわれますが、なぜそれらは分立しなければならないのでしょうか、またそれらは「抑制・均衡」関係に立つと考えることが正しいのでしょうか。その他にも、法律はどのようにつくられるのでしょうか、行政は何を行うことが憲法によって義務付けられているのでしょうか、裁判所は何ができて何ができない機関なのでしょうか。
本講義では、こうした疑問に対する検討を踏まえつつ、日本国憲法における統治機構の統制と、現実的な政治との架橋を行います。
科目目的
本講義は、日本の統治構造につき、国会、内閣、裁判所といった国家機関の基本的な組織、構造、権限を検討することにより、日本の政治に対する理解を深めることを目的とします。
到達目標
学生が、日本の統治構造の基本を理解し、政治に興味が持てるようになること、新聞やニュース報道がよりよく理解できるようになること。
授業計画と内容
第1回 「政治」とは何か
第2回 権力分立
第3回 国会(1)国民代表・選挙制度
第4回 国会(2)国会の権能と活動①立法
第5回 国会(3)国会の権能と活動②その他
第6回 国会(4)議院の権能と活動
第7回 議院内閣制(1)「行政」とは何か
第8回 議院内閣制(2)議院内閣制の理念と運用
第9回 裁判制度(1)裁判制度の概要
第10回 裁判制度(2)司法権の独立と裁判官の独立
第11回 裁判制度(3)違憲審査制①違憲審査制の意義と類型
第12回 裁判制度(4)違憲審査制②違憲審査制の運用
第13回 裁判制度(5)裁判員制度
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定された範囲について、テキストを用いて予習をするとともに、講義で扱った問題を復習して、疑問点を残さないようにすること。
概ね、2時間の予習と2時間の復習が必要となる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 最終レポートとして、政治学についての基礎知識を理解したうえで、政治学に関わる問題について論証できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 80 | 授業後に毎回課す小テストにより、各回で学修した重要な論点について理解しているかどうかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:駒村圭吾編『プレステップ憲法 <第3版>』(弘文堂、2021年)
※なお、2024年4月に第4版が刊行される予定ですので、授業開始時に入手できる場合はそちらを購入してください。
参考資料:授業において適宜指示指示します。