シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生命と多様性Ⅱ | 2024 | 後期 | 月4 | 理工学部 | 柴尾 晴信 | シバオ ハルノブ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BB1-HB24
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地球上の生物は40億年という長い歴史の中で、他の生物とかかわり合いながらさまざまな環境に適応することで多様化をとげてきた。本講義では、生物の多様性と進化についての普遍的な考え方・原理をわかりやすく説明する。生物多様性の減少が将来の地球環境に及ぼす影響にも言及する。
毎回、講義の終わりにはmanabaで小テストの提出を求める。質問はmanabaの掲示板で受け付け、次回の講義までに回答する。最終回にはmanabaで到達度確認テストを実施するので期限までに必ず提出すること。
科目目的
生物の多様性と共通性について進化の観点から理解し、進化論や自然淘汰の基本的な考え方を身につける。
到達目標
進化の結果として生物界が多様化していく現象や、生物同士のかかわり、生物と自然環境(生物自身も環境の一部である)とのかかわりを、具体例を通して学ぶとともに、分子、ゲノム、細胞から個体、集団、種、地球環境までの広い観点から理解する。
授業計画と内容
(1)進化生物学とは:生物界の共通性と多様性
(2)進化のメカニズム:自然淘汰と中立進化
(3)適応と自然淘汰
(4)性・性淘汰
(5)生活史の適応
(6)生物種間相互作用
(7)種分化と多様性
(8)生き物をめぐる4つの「なぜ」
(9)親子関係・発達
(10)社会性の進化
(11)社会性昆虫における利他行動と対立
(12)信号・コミュニケーション
(13)動物のボディープランの進化と多様性
(14)進化・系統の研究アプローチ
随時まとめと質疑応答を実施する。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業前にシラバスに目を通し、質問事項等を準備した上で授業を受けること。
授業で取り上げることのできる話題は、ごく一部である。毎回授業後にmanabaのコンテンツにアップする配布資料には、授業で取り上げなかった話題も載っているので、それが理解できるようにしっかり勉強すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 30 | manabaによる到達度確認テストを実施し、その得点で授業内容の理解度を評価する。 |
レポート | 50 | レポート内容として、背景、目的、方法、結果、考察が論理立てて書かれているかに基づいて評価する。 |
平常点 | 20 | 毎回授業後にmanabaによる小テストを実施し、14回分の小テストの提出状況と総得点とで、授業への取り組みの姿勢を平常点として評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回の授業資料の閲覧や課題への取り組みを総合的に評価する。小テスト提出率が70%に満たない者、到達度確認テスト・レポートを提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
第1回~14回の授業はmanabaのコンテンツにアップしますので自主学習に役立ててください。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
使用しない。毎回授業後に資料として授業スライド(アニメーション付きPowerPointをPDF形式ファイルに変換したもの)をmanabaのコンテンツにアップする。
【指定図書】
特に指定しないが、以下を勧める。
エッセンシャル キャンベル生物学 原書6版 丸善出版、2016年
C.ジンマー『進化-生命のたどる道』岩波書店、2012年
D.サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学』(ブルーバックス)講談社、2014年
C. ジンマー/ダグラス・J・エムレン『カラー図解 進化の教科書(第1,2,3巻)』 (ブルーバックス) 講談社、2016年
その他、参考書は授業内で随時紹介する。