シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
教養演習Ⅰ | 2024 | 前期 | 金5 | 理工学部 | 家本 繁 | イエモト シゲル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IF1-HB33
履修条件・関連科目等
教養演習は20人程度の参加人数をめどとして開講される少人数科目です。参加希望者が教員の想定する人数を超える場合には、初回授業において抽選ないし選抜を行うことがあります。そのため、初回授業には必ず出席してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
自分の身のまわりの問題に対して、Google Apps Script(略してGAS)というGoogle社が提供するプログラミング言語を用いて解決する方法を考える。GASにはGmailやGoogleカレンダー、ドライブ、フォームといったGoogleのアプリケーション同士を連携したり、独自のWebアプリケーションを作ったり、API経由で外部サービスと連携する機能がある。まずはGASで作られた既存のプログラムを実際に動かしてみることで、その可能性を知る。次にGASの基本文法や各アプリケーションの制御方法を実例を通して学び、GASの全体像を把握する。その後、解決したい身のまわりの問題について検討し、その解決のためのアプリケーション制作に生成AIも活用して取り組み、その成果を発表する。これらの活動を通じて、問題解決のための論理的思考力を高める。
科目目的
GASの全体像を把握し、解決したい身のまわりの問題を考え、アイデアを検討する活動を通じて知識獲得力や組織的行動能力を養う。また、問題解決のためのアプリケーション作りを通じて問題解決力や想像力、成果を発表することで自己実現力を涵養することを目的とする。
到達目標
・身のまわりの問題と使用するプログラミング言語の相性についての判断基準を身につけ、問題に応じて使用するプログラミング言語を使い分けることの重要性を知り、同時に多面的に物事を捉える柔軟性を養う。
・自らの考えや感じたことを他の人々と共有し、他の人々の見解を受容するために必要な語彙や作法を身につける。特に、討論やプレゼンテーションでのコミュニケーション能力を高める。
・自分の感性、他者の意見や感性を総合的に捉え、それをより深いレベルで、また斬新な視点で統合し、新たなものの見方やアイデアを構想する力を養う。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:はじめてのGAS
第2回 基本構文:JavaScriptの基本
第3回 制御構文:分岐、反復、例外処理
第4回 関数
、ユーザーインターフェイス
第5回 オリジナルアプリケーション制作(1):アイデア検討
第6回 オリジナルアプリケーション制作(2):設計・制作
第7回 中間発表A
第8回 オリジナルアプリケーション制作(3):アイデア再検討
第9回 オリジナルアプリケーション制作(4):設計・制作
第10回 中間発表B
第11回 オリジナルアプリケーション制作(5):設計
第12回 オリジナルアプリケーション制作(6):制作
第13回 オリジナルアプリケーション制作(7):発表資料準備
第14回 最終発表
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 60 | ・グループワークへの貢献 ・討論やプレゼンテーションへの積極的関与 |
その他 | 40 | 制作物、プレゼンテーションの質 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Googleアカウント(全学メールアカウント)とPCをGASの開発に使用します。また,グループで制作したオリジナルアプリケーションについてプレゼンテーションツールを使用した発表を行ってもらいます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【参考文献】
高橋宣成『詳解!Google Apps Script完全入門 [第3版]』秀和システム、2021年
※ 授業資料を用いて授業展開しますが、授業で扱わない機能について調べたり、より詳細に調べる際に本書が手元にあると便利です。
その他特記事項
オリジナルアプリケーション制作ではグループワークに積極的に参加し,プログラミングを通じて問題解決に取り組む面白さを体験してください。