シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ジェンダー・セクシュアリティ論Ⅰ | 2024 | 前期 | 金4 | 理工学部 | 木戸 繭子 | キド マユコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-GN1-HB37
履修条件・関連科目等
このジェンダー・セクシュアリティ論Ⅰと後期のジェンダー・セクシュアリティ論Ⅱは互いに密接に関連しているため、両方の履修が望ましいですが、単独での履修も可能です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ジェンダー・セクシュアリティ論の基礎となる、歴史的な考え方と基礎知識を、以下の3冊の書籍を教科書として学びます。
弓削尚子『初めての西洋ジェンダー史 家族史からグローバル・ヒストリーまで』山川出版社、2021年
森山至貴『LGBTを読みとく ―クイア・スタディーズ入門』筑摩書房(ちくま新書)、2017年
周司 あきら、高井 ゆと里 『トランスジェンダー入門』集英社(集英社新書)、2023年
科目目的
ジェンダー・セクシュアリティ論について正確に理解するために必要な、歴史学や社会学をはじめとした人文社会科学の様々な分野の知見を学び、議論の土台となる知識を獲得することを目的とします。
到達目標
ジェンダー・セクシュアリティ論における基本概念とその歴史的成立を理解し、知識を得ること。またその知識をもとに、議論ができるようになること。
授業計画と内容
第1回 教科書① 第1章 「古き良き大家族」は幻想―家族史
第2回 教科書① 第2章 女性の歴史が歴史学を変える―女性史
第3回 教科書① 第3章 女らしさ・男らしさは歴史的変数―ジェンダー史
第4回 教科書① 第4章 男女の身体はどう捉えられてきたか―身体史
第5回 教科書① 第5章 男はみな強いのか―男性史
第6回 教科書① 第6章 「兵士であること」は「男であること」なのか―「新しい軍事史」
第7回 教科書① 第7章 西洋近代のジェンダーを脱構築する―グローバル・ヒストリー
第8回 教科書② 第一章 良心ではなく知識が必要な理由/第二章 「LGBT」とは何を、誰を指しているのか
第9回 教科書② 第三章 レズビアン/ゲイの歴史/第四章 トランスジェンダーの誤解をとく
第10回 教科書② 第五章 クィア・スタディーズの誕生/第六章 五つの基本概念
第11回 教科書② 第七章 日本社会をクィアに読みとく/第八章 「入門編」の先へ
第12回 教科書③ 第1章 トランスジェンダーとは?/第2章 性別移行
第13回 教科書③ 第3章 差別/第4章 医療と健康
第14回 教科書③ 第5章 法律/第6章 フェミニズムと男性学
※ 授業内容、順序等については、履修者の関心等によって変更される可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 授業内容を正確に理解し、知識を獲得していること |
平常点 | 70 | 毎回の授業後の課題提出、授業内課題への取り組み |
成績評価の方法・基準(備考)
提出された課題等に盗用・剽窃がある場合はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
教科書①
弓削尚子『初めての西洋ジェンダー史 家族史からグローバル・ヒストリーまで』山川出版社、2021年
教科書②
森山至貴『LGBTを読みとく ―クイア・スタディーズ入門』筑摩書房(ちくま新書)、2017年
教科書③
周司 あきら、高井 ゆと里 『トランスジェンダー入門』集英社(集英社新書)、2023年
参考文献:
授業内で適宜、指示します。