シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2024 | 通年 | 木5 | 経済学部 | 若松 直幸 | ワカマツ ナオユキ | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
<選考方法>
事前に「自己紹介および経済学史をゼミで学びたい理由について」というテーマで、簡単なレポートを提出してもらいます(A4 用紙 1000文字程度)。また、同テーマと関連した面接も実施します。これら2つの選考方法に基づいて教員が総合的に評価し、問題意識と研究意欲とに重点を置いて、合否を判定します。
<履修条件>
(1)ゼミ活動に積極的に参加すること。
(2)4年次に演習論文(卒業論文)を書くこと。
(3)ゼミ(および関連する活動)に遅刻・無断欠席等しないこと。
(4)ミクロ・マクロ経済学の基礎知識を習得していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:現代経済学の意義を過去の学説から問い直す
本ゼミでは、現代の経済・社会問題に対する理解を経済学の歴史から深めていくことを目的とし、そのために現代・過去の経済理論と各時代の実際問題との関係について勉強していきます。また、本ゼミでは基本的に経済理論の歴史について学習を行っていくため、場合によってはミクロ・マクロ経済学の基礎知識も必要となります。そのため、歴史学はもちろん、数理経済学に興味・関心がある人にとっても良い学びの機会になると考えます。
科目目的
様々な資料について自分自身で正確に分析できるようになり、社会で起こりうる諸問題について経済学的観点から多様な見方ができるようになること。また、そうした諸問題に対して、自らの考えを論理的に述べられるようになること。
到達目標
上記の目的を達成するために、具体的には以下の到達目標を設定します。
【演習1】輪読やリサーチ活動(PowerPointを使用)への準備を通じて、以下の目標を達成します。
○全員が間違いを気にせずに臆することなく発言し、討論に参加できるようになること。
【演習2】輪読やリサーチ活動(WordとPowerPointを使用)への準備を通じて、以下の目標を達成します。
①(共同)論文の執筆を通じて、筋道を立てて物事を考えられるようになること。
②他者との討論を通じて、相手の意見を正確に理解し、きちんと反論できること。
【演習3】演習論文の作成を通じて以下の目的を達成します。
①論文執筆を通じて、3年次に養った筋道を立てて物事を考える力を基礎に、論理的な思考方法を身につけること。
②他人の論文に対するコメントを通じて、単なる非難ではない鋭い批判的能力を身につけること。
授業計画と内容
【演習 1】(2年次)
<前期>
○経済学史関連の文献講読と討論
*輪読テキストは開講時に受講生と相談のうえ決定
第1回 前期オリエンテーション
第2回 リサーチ資料・論文等作成上の注意:教員による資料配布とレクチャー
第3回 指定テキストの輪読:結論について仮説を立てる
第4回 指定テキストの輪読:問題の背景を理解する
第5回 指定テキストの輪読:専門用語を理解する
第6回 指定テキストの輪読:前半の分析部分を理解する
第7回 指定テキストの輪読:前半を総括する
第8回 指定テキストの輪読:後半の分析部分を理解する
第9回 指定テキストの輪読:後半を総括する
第10回 指定テキストの輪読:全体の結論を理解する
第11回 指定テキストの輪読:現代社会への意義を考える
第12回 指定テキストの輪読:結論を仮説と比較する
第13回 後期のリサーチ活動について考える
第14回 前期のまとめ:後期に向けた展望を立てる
<後期>
○演習(卒業)論文に向けたリサーチ活動(PowerPoint形式)の開始
・リサーチ活動を行う上での基礎知識の習得
・PPTを用いたプレゼンテーション能力の習得
・各個人(or 各班)による前期輪読テキストに関する(共同)研究報告と討論
・サブゼミは班毎に自主開催
第1回 後期オリエンテーション
第2回 夏季休暇課題の報告
第3回 リサーチ・トレーニング:先行研究の調査方法の学習
第4回 リサーチ・トレーニング:先行研究の発表についての学習
第5回 前期輪読テキストに基づくリサーチ活動の中間報告:グループAの第1回報告と討論
第6回 前期輪読テキストに基づくリサーチ活動の中間報告:グループBの第1回報告と討論
第7回 前期輪読テキストに基づくリサーチ活動の中間報告:グループCの第1回報告と討論
第8回 前期輪読テキストに基づくリサーチ活動の中間報告:グループAの第2回報告と討論
第9回 前期輪読テキストに基づくリサーチ活動の中間報告:グループBの第2回報告と討論
第10回 前期輪読テキストに基づくリサーチ活動の中間報告:グループCの第2回報告と討論
第11回 リサーチ成果発表会:グループAの最終報告と討論
第12回 リサーチ成果発表会:グループBの最終報告と討論
第13回 リサーチ成果発表会:グループCの最終報告と討論
第14回 後期のまとめ:演習2に向けた展望を立てる
【演習 2】(3年次)
<前期>
○経済学史関連の文献講読と討論
*輪読テキストは開講時に受講生と相談のうえ決定
第1回 前期オリエンテーション
第2回 リサーチ資料・論文等作成上の注意:教員による資料配布とレクチャー
第3回 指定テキストの輪読:結論について仮説を立てる
第4回 指定テキストの輪読:問題の背景を理解する
第5回 指定テキストの輪読:専門用語を理解する
第6回 指定テキストの輪読:前半の分析部分を理解する
第7回 指定テキストの輪読:前半を総括する
第8回 指定テキストの輪読:後半の分析部分を理解する
第9回 指定テキストの輪読:後半を総括する
第10回 指定テキストの輪読:全体の結論を理解する
第11回 指定テキストの輪読:現代社会への意義を考える
第12回 指定テキストの輪読:結論を仮説と比較する
第13回 後期のリサーチ活動について考える
第14回 前期のまとめ:後期に向けた展望を立てる
<後期>
○演習(卒業)論文に向けたリサーチ活動(WordとPowerPoint形式)の開始
・Wordを用いたリサーチ・ペーパー執筆能力の習得
・各個人(or 各班)による各自関心のあるテーマについての(共同)研究報告と討論
・サブゼミは班毎に自主開催
第1回 後期オリエンテーション
第2回 夏季休暇課題の報告
第3回 リサーチ・ペーパーの中間報告:グループAの第1回報告と討論
第4回 リサーチ・ペーパーの中間報告:グループBの第1回報告と討論
第5回 リサーチ・ペーパーの中間報告:グループCの第1回報告と討論
第6回 リサーチ・ペーパーの中間報告:第2回中間報告に向けた全体討論
第7回 リサーチ・ペーパーの中間報告:グループAの第2回報告と討論
第8回 リサーチ・ペーパーの中間報告:グループBの第2回報告と討論
第9回 リサーチ・ペーパーの中間報告:グループCの第2回報告と討論
第10回 リサーチ・ペーパーの中間報告:最終報告に向けた全体討論
第11回 リサーチ成果発表会:グループAの最終報告と討論
第12回 リサーチ成果発表会:グループBの最終報告と討論
第13回 リサーチ成果発表会:グループCの最終報告と討論
第14回 後期のまとめ:演習3に向けた展望を立てる
【演習 3】(4年次)
<前期>
○特になし
<後期>
○演習(卒業)論文の執筆(報告と討論、提出後の論文集製本)
第1回 演習論文執筆に関するオリエンテーション:執筆要領、論文提出時期等の説明
第2回 演習論文のテーマ報告:グループAのテーマ、研究課題、プロットの報告
第3回 演習論文のテーマ報告:グループBのテーマ、研究課題、プロットの報告
第4回 演習論文のテーマ報告:グループCのテーマ、研究課題、プロットの報告
第5回 演習論文の中間報告: グループAの論文の途中経過についての第1回報告・討論
第6回 演習論文の中間報告: グループBの論文の途中経過についての第1回報告・討論
第7回 演習論文の中間報告: グループCの論文の途中経過についての第1回報告・討論
第8回 演習論文の中間報告: グループAの論文の途中経過についての第2回報告・討論
第9回 演習論文の中間報告: グループBの論文の途中経過についての第2回報告・討論
第10回 演習論文の中間報告: グループCの論文の途中経過についての第2回報告・討論
第11回 演習論文成果発表会:グループAの最終報告と討論
第12回 演習論文成果発表会:グループBの最終報告と討論
第13回 演習論文成果発表会:グループCの最終報告と討論
第14回 演習3のまとめ:大学生活の振り返り
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1)各種イベントへの参加
・学内プレゼン大会や他大学との合同ゼミについて、履修者と相談のうえ、出場を決定します。
・春と夏の合宿、懇親会等も履修者と相談のうえ、決定します。
(2)サブゼミ
・2・3 年次では、授業時間以外に、各種イベントへの参加準備のために、班(or 個人)毎にサブゼミを自主的に開催してもらいます。特に、「サブゼミで準備→授業時間に報告・教員等からのコメント→サブゼミで修正」 という一連の作 業が重要になりますので、サブゼミにも時間を費やせるよう、各自スケジュールを調整してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 80 | 討論に積極的に参加し、自らの意見を述べることができるようになったか。 |
その他 | 20 | 物事を筋道立てて論理的な資料作成(PowerPoint)ができるようになったか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
各演習で重視する能力は、以下の通りです。
【演習1】
・討論に積極的に参加し、自らの意見を述べることができるようになったか(PowerPoint)。
【演習2】
・物事を筋道立てて論理的に考えることができるようになったか(WordとPowerPoint)。
・他人の意見を正確に理解したうえで、適切な反論や異論を提示することができるようになったか。
【演習3】
・論理的思考力が身についたか。
・批判的能力が身についたか。
以上の各項目を評価基準とするので、特に通常授業での討論への参加状況と、サブゼミを含む班(or 個人)毎の活動への貢献を重視します。したがって、通常授業やその他のゼミ活動に欠席を重ねると、成績評価対象とならなくなりますので、十分に注意してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
開講時に受講生と相談のうえ確定する。
その他特記事項
・ゼミでの勉強は、2年生での基礎固め(発表能力の育成)⇒3年生での基礎固め(文章執筆能力の育成)⇒4年生での応用(卒業論文執筆)の3年間で完結します。したがって、4年次の卒業論文執筆をしっかりと意識したうえで、ゼミ履修を行ってください。