シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2024 | 通年 | 月5 | 経済学部 | 篠原 正博 | シノハラ マサヒロ | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
<選考方法>
原則として、面接により選考します。
<関連科目>
財政学、地方財政論、租税論、公共経済学
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:日本の税財政改革
今日、政府(国、地方公共団体)の抱える税財政問題が新聞やテレビで取り上げられない日はありません。財政再建、税制改革、地方分権、社会保障など、政府活動にかかわる諸問題は、わが国の政治経済が抱える主要課題となっています。国民経済における政府の経済活動すなわち「財政」の役割は大きく、国家財政と地方財政はまさに車の両輪として国民の生活を支えています。
本演習では、このようなわが国における税財政問題を中心に研究します。同時に、税財政問題を考察するには政治経済全般に関する関心と知識が必要ですから、わが国および世界の政治経済問題にも幅広く目を向けます。
科目目的
経済に関する専門知識の修得および社会人基礎力(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力のこと。「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成される。)の育成を目的とします。
到達目標
【演習1】グループ学修(輪読、ディベート、研究テーマの設定)および個人学修(プレゼン報告)により、以下の目標を達成します。
①他人の前でも恥ずかしがらずに自分の意見を言えるようになること。
②パワーポイントの利用に慣れ、プレゼンができるようになること。
【演習2】グループ学修(研究論文作成等)を通して、以下の目標を達成します。
①課題を設定するための情報収集および整理ができるようになること。
②パワーポイントを利用して、経済の専門的な内容をプレゼンできるようになること。
③共同作業の経験を通して、自らの立ち位置を理解し、他人と協力して一つの作業ができるようになること。
【演習3】卒業論文の作成を通して、以下の目標を達成します。
①論理的思考(仮説を立て、それを論証すること)に基づいた文章を作成できるようになること。
②特定のテーマに関して、先行研究の成果を紹介するだけではなく、独自性を出せるようになること。
授業計画と内容
【演習1】(2年次)
テキストの輪読、個人プレゼン、ディベート、学内プレゼン大会における報告テーマの設定を行います。
<前期>
第1回 ガイダンス(自己紹介、ゼミの進め方についての話し合い)
第2回 PCソフト講習会(Excel講習:経済データ分析のための関数およびデータベース)
第3回 PCソフト講習会(Excel講習:経済データ分析①単回帰)
第4回 PCソフト講習会(Excel講習:経済データ分析②重回帰)
第5回 テキストの報告と討論:データから仮説を探る(第1章)
第6回 テキストの報告と討論:データに親しむ(第2章)
第7回 テキストの報告と討論:データを見る(第3章)
第8回 テキストの報告と討論:データを加工する(第4章)
第9回 テキストの報告と討論:関係性を読み解く(第5章)
第10回 テキストの報告と討論:原因から結果に迫る(第6章)
第11回 テキストの報告と討論:ダミー変数を使いこなす(第7章)
第12回 テキストの報告と討論:パネルデータ(2時点)に親しむ(第8章)
第13回 テキストの報告と討論:パネルデータ(多時点)に親しむ(第9章)
第14回 テキストの報告と討論:質的な従属変数を回帰分析する(第12章)
*PCソフト講習会が何回目になるかは流動的です。
<後期>
第15回 ガイダンス(後期のゼミの進め方)
第16回 学内プレゼン大会の報告テーマの絞り込み:A班
第17回 学内プレゼン大会の報告テーマの絞り込み:B班
第18回 学内プレゼン大会の報告テーマの絞り込み:C班
第19回 ディベート:ルール説明
第20回 学内プレゼン大会の報告テーマ決定:A班
第21回 ディベート:A班vsB班
第22回 学内プレゼン大会の報告テーマ決定:B班
第23回 ディベート:B班vsC班
第24回 学内プレゼン大会の報告テーマ決定:C班
第25回 ディベート:C班vsA班
第26回 パワポ報告原稿の組み立て方の解説
第27回 統計分析に関する基本事項解説
第28回 演習1の振り返りと演習2の課題設定
【演習2】(3年次)
もっぱら学内プレゼン大会の準備を行います。
<前期>
第1回 ガイダンス(ゼミの進め方についての確認)
第2回 マザー論文の意義および探し方の解説
第3回 プレゼン大会報告原稿の検討(全体の構成):A班
第4回 プレゼン大会報告原稿の検討(全体の構成):B班
第5回 プレゼン大会報告原稿の検討(全体の構成):C班
第6回 ディベート:A班vsB班
第7回 プレゼン大会報告原稿の検討(問題意識および結論):A班
第8回 プレゼン大会報告原稿の検討(問題意識および結論):B班
第9回 プレゼン大会報告原稿の検討(問題意識および結論):C班
第10回 ディベート:B班vsC班
第11回 プレゼン大会報告原稿の検討(マザー論文、分析手法):A班
第12回 プレゼン大会報告原稿の検討(マザー論文、分析手法):B班
第13回 プレゼン大会報告原稿の検討(マザー論文、分析手法):C班
第14回 ディベート:C班vsA班
<後期>
第15回 プレゼン大会報告原稿の検討(分析結果):A班
第16回 プレゼン大会報告原稿の検討(分析結果):B班
第17回 プレゼン大会報告原稿の検討(分析結果):C班
第18回 プレゼン大会報告原稿の検討(最終確認):A班
第19回 プレゼン大会報告原稿の検討(最終確認):B班
第20回 プレゼン大会報告原稿の検討(最終確認):C班
第21回 プレゼン大会の振り返り
第22回 卒論執筆の作法:論文構成の組み立て方
第23回 卒論執筆の作法:資料の探し方
第24回 卒論執筆の作法:図表、脚注、参考文献
第25回 個人プレゼン(経済問題):A班
第26回 個人プレゼン(経済問題):B班
第27回 個人プレゼン(経済問題):C班
第28回 演習2の振り返り
【演習3】(4年次)
演習1および演習2の学修をベースにして、演習論文の作成に取り組みます。
第1回 ガイダンス
第2回 卒論の報告・検討(問題意識および結論):A班
第3回 卒論の報告・検討(問題意識および結論):B班
第4回 卒論の報告・検討(問題意識および結論):C班
第5回 卒論の報告・検討(先行研究の整理、分析手法・分析結果):A班
第6回 卒論の報告・検討(先行研究の整理、分析手法・分析結果):B班
第7回 卒論の報告・検討(先行研究の整理、分析手法・分析結果):C班
第8回 卒論の報告・検討(初稿の確認):A班
第9回 卒論の報告・検討(初稿の確認):B班
第10回 卒論の報告・検討(初稿の確認):C班
第11回 卒論の報告・検討(完成原稿の確認):A班
第12回 卒論の報告・検討(完成原稿の確認):B班
第13回 卒論の報告・検討(完成原稿の確認):C班
第14回 演習3の振り返り
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・輪読、個人プレゼン、ディベートの際は、レジュメを作成して下さい。
・グループ学修においては、役割分担を明確にし、報告前に打合せをして下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 出席はじめ主体的な授業参加度で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
以下のテキストを予定していますが、最終的にはゼミ生と相談のうえ決定します。
畑農鋭矢・水落正明(2022)『新版 データ分析をマスターする12のレッスン』有斐閣アルマ。
<参考文献>
必要に応じて適宜指示します。
その他特記事項
以下のような学生の参加を特に歓迎します。
・ゼミ活動に積極的に取り組む意欲のある学生
・ゼミ活動を通して自分を変えたい(成長させたい)と考える学生
参考URL
特になし