シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 演習Ⅰ | 2026 | 春学期 | 木2 | 商学部 | 中村 亮介 | ナカムラ リョウスケ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕 財務会計に関する企業行動や基準の研究
本演習では、財務会計に関する知識を深め、実践的な学習を通じて研究する力を身に付けます。演習Ⅰでは会計研究に関するテキストを輪読し、財務会計、ディスクロージャー制度の論点について学習します。演習Ⅱでは、身に付けた知識をもとにリサーチデザインを設計します。演習Ⅲ・Ⅳでは、演習Ⅰ・Ⅱで得た知識を用いて卒業論文を執筆します。このプロセスで、プロネクサス懸賞論文などへの投稿を目指します。なお、研究の種類としては、財務諸表データなど数値データを収集・分析して仮説を検証する定量研究と、数値データに基づかない定性研究がありますが、本演習では研究目的に応じてどちらの研究方法も扱うことができることが特徴です。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
本演習では、会計学について深く研究するとともに、研究の報告、論文の作成を行います。また、4年次には会計学に関する諸問題の検討・研究をテーマとして、各人がオリジナリティをもった「卒業論文」を完成させることを目標とします。
到達目標
3年次:
1)会計学の基礎理論を習得すること。
2)データ処理の手法、統計的分析手法等を身につけること。
4年次:
財務会計に関する研究をテーマとして、各人がオリジナリティをもった「卒業論文」を完成すること。
授業計画と内容
3年次:まず、会計学の基礎知識を身につけ、財務会計論に関してより専門的な学習を行う予定です。そのため、専門書の輪読を中心に行う予定です。学生からの要望があれば、合同ゼミへの参加等のイベントも検討します。
なお、以下はおおよその授業計画になりますが、受講生の人数、スケジュールに合わせて柔軟に対応します。
第1回:ガイダンスおよび輪読テキストの決定
第2回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(1)会計研究の方法①実証研究
第3回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(2)会計研究の方法②理論研究
第4回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(3)会計研究の方法③歴史研究
第5回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(4)会計研究の方法④規範的研究
第6回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(5)会計研究の方法⑤事例研究
第7回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(6)会計研究のテーマ①資本市場研究
第8回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(7)会計研究のテーマ②契約理論研究
第9回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(8)会計研究のテーマ③コーポレート・ガバナンス研究
第10回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(9)会計研究のテーマ④ディスクロージャー研究
第11回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(10)会計研究のテーマ⑤非財務報告研究
第12回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(11)テーマのリストアップ
第13回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(12)テーマの選択
第14回:テキストに基づく輪読と報告・質疑(13)テーマの仮決定
第15回:先行研究の整理①先行研究の探し方
第16回:先行研究の整理②システマティック・レビューの方法
第17回:先行研究の整理③先行研究を絞り込む
第18回:先行研究の整理④先行研究の類型化
第19回:先行研究の整理⑤分析の論点と著者の立ち位置の明確化
第20回:仮説の決定①採用する理論の検討
第21回:仮説の決定②採用する理論の決定
第22回:仮説の決定③仮説展開の決定
第23回:データの取得①データベースへのアクセス
第24回:データの取得②データベースの扱い方
第25回:データの取得③データの整理
第26回:データの分析①変数の作成
第27回::データの分析②記述統計の作成
第28回::データの分析③相関係数表の作成
4年次:会計学に関する「卒業論文」の作成について、各学生が自主的に選択したテーマに基づき、個別的指導を行います。オリジナリティをもった「卒業論文」を完成させることを目標に、卒業論文計画書にしたがった調査・研究が必要となります。 適宜、報告者を決めて、自主的に選択したテーマに沿った報告を行ってもらい、それに対して質疑・討論を行います。なお、進行は、受講生の人数、スケジュールに合わせて柔軟に対応します。
第29回:データの分析④単回帰分析
第30回::データの分析⑤重回帰分析
第31回::データの分析⑥その他の分析
第32回:報告資料作成と研究報告①主張と分析結果を組み合わせる
第33回:報告資料作成と研究報告②主張を改めて検討
第34回:報告資料作成と研究報告③先行研究と仮説の再検討
第35回:データの再分析①再検討した結果をもとに再分析
第36回:データの再分析②分析結果の再解釈
第37回:データの再分析③追加分析の検討
第38回:報告資料作成と研究報告④報告資料の作成
第39回:報告資料作成と研究報告⑤研究報告を行いフィードバックを得る
第40回:報告資料作成と研究報告⑥フィードバックをもとに報告資料を再作成
第41回:論文作成と研究報告①論文の前半を作成
第42回:論文作成と研究報告②論文の後半を作成
第43回:論文作成と研究報告③論文全体のバランス調整
第44回:論文作成と研究報告④研究報告を行いフィードバックを得る
第45回:論文作成と研究報告⑤フィードバックをもとに論文を再作成
第46回:論文作成と研究報告⑥論文全体のバランス調整
第47回:卒業論文初稿の提出
第48回:初稿の修正と加筆①研究報告を行いフィードバックを得る
第49回:初稿の修正と加筆②フィードバックをもとに論文を再検討
第50回:初稿の修正と加筆③論文全体のバランス調整
第51回:卒業論文再稿の提出
第52回:再稿の修正と加筆①研究報告を行いフィードバックを得る
第53回:再稿の修正と加筆②フィードバックをもとに論文を再検討
第54回:再稿の修正と加筆③論文全体のバランス調整
第55回:卒業論文の提出
第56回:卒業論文報告会
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
専門書の輪読については、各自必ず予習が必要になりますし、報告者については報告用のレジュメを作成してもらいます。また、卒業論文に関する報告に関しても、レジュメの作成が必要となるため、授業外でもかなりの時間が必要となります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 40 | 課題は、ゼミ等での報告資料・卒業論文等の進捗にかかわる提出物も含めて、その内容について評価します。 |
| 平常点 | 60 | 授業内での報告・質疑、課題の提出状況などに基づいて判断します。なお、欠席は理由の如何を問わず(「公欠」およびインフル等によるやむをえない「病欠」を除く)減点対象とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない者、課題等を提出しない者については、E判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
適宜、提示しますが、以下を候補としています。
田村威文 ・中條祐介・浅野信博(2015)『会計学の手法』中央経済社。
笠原晃恭・村宮克彦(2022)『実証会計・ファイナンス: Rによる財務・株式データの分析』新世社。
中野誠・加賀谷哲之・河内山拓磨編著(2025)『財務・非財務報告のアカデミック・エビデンス』中央経済社。
その他特記事項
〔授業で利用するソフトウェア〕
(多くの場合に利用)
NEEDS-FinancialQUEST
(必要に応じて利用)
S&P Capital IQ Platform
日経ValueSearch
IBM SPSS