シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 演習Ⅱ | 2026 | 秋学期 | 木2 | 商学部 | 中村 英敏 | ナカムラ ヒデトシ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・卒業論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
制度会計(会計基準、会計の法制度)の研究
2年次までの講義や各種資格試験向けの勉強だけでは、会計基準や財務諸表を深く理解して使いこなすことは難しいです。
このゼミでは、みなさんの報告・質疑応答・討論を通じて会計基準等を学修します。さらに実際の企業の財務諸表を調べたり論文を読むことで課題や実態を明らかにし、制度会計への理解を深めることを目的としています。
3年次
制度会計への理解を深めるために、テキストまたは指定テーマについてグループ・個人報告をしてもらいます。また、実際の企業の財務諸表や各種文献を調べて会計基準の利用実態、課題、背景なども説明してもらいます。
4年次
各自の研究を進め、卒業論文の執筆を進めます。研究テーマ設定、関連する文献調査、途中経過などを報告、提出してもらいます。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。
この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
特に、報告、議論、卒業論文の執筆により制度会計の課題や実態を明らかにすることを通じて、専門的な知識・理解・思考の修得を目的としています。
また、ディスカッション、プレゼン能力(PowerPoint含む)や、会計領域で必要なExcel技能の修得も目指します。
到達目標
会計基準の表面的な知識にどとまらず背景にある考え方を深く理解し、公認会計士・税理士といった会計専門職や企業財務・経理部門でも通用する実践的な能力の修得を目標としています。
目標の具体例は次のとおりです。
・会計基準の考え方や課題などを説明できる
・テキスト等で説明されていない複雑な取引についても理論立てて会計処理を説明できる
・既存の制度会計の課題等を自ら発見・探究できる
授業計画と内容
3年次
以下の流れでテキストの輪読、関連する企業の財務諸表や文献の報告を進めます。
公認会計士試験や税理士試験の日程には配慮します。
履修者の人数や希望によりテーマを変更し、特定の会計基準や論点に絞って深く学修することもあります(2024年度は収益認識会計基準、2025年度はリース会計基準などを中心に学修しています)。
1. 3年次ガイダンス(ゼミの進め方)
2. 会計系のデータベースの使い方、文献資料の調べ方
3. Excelの使い方
4. 財務会計の機能と制度
5. 利益計算の仕組み
6. 会計理論と会計基準
7. 利益測定の基礎概念
8. 資産評価の基礎概念
9. 現金預金、キャッシュ・フロー計算書
10. 有価証券、デリバティブ取引
11. 売上高(収益認識基準の基礎)
12. 売上高(収益認識基準の応用)、売上債権
13. 棚卸資産と売上原価
14. 春学期まとめ
15. 有形固定資産の取得、減価償却
16. 減損会計、リース会計
17. 研究開発、無形固定資産
18. ソフトウェア、繰延資産
19. 負債全般、引当金
20. 社債、退職給付会計
21. 純資産
22. 財務諸表の作成と公開
23. 連結財務諸表(総論)
24. 連結財務諸表(各論)
25. 組織再編
26. 外貨換算会計(外貨建取引)
27. 外貨換算会計(在外支店、在外子会社)
28. 秋学期まとめ
4年次
以下の流れで卒論の執筆と報告を進めます。各自の卒論テーマや進捗に応じて変更します。
1. 4年次ガイダンス(卒論執筆の流れ)
2. 卒論テーマ探し(研究テーマの紹介)
3. 卒論テーマ探し(研究方法の紹介、資料の探し方など)
4. 卒論テーマ探し(最近のトピック、データベースの使い方など)
5. 各自のテーマ検討状況の報告1(テーマ候補の報告)
6. 各自のテーマ検討状況の報告2(関連する会計基準等の紹介)
7. 各自のテーマ検討状況の報告3(関連する論文等の紹介)
8. 各自のテーマ検討状況の報告4(テーマの絞り込み)
9. 各自テーマの関連文献の報告1(日本の会計基準等)
10. 各自テーマの関連文献の報告2(IFRS等)
11. 各自テーマの関連文献の報告3(企業の財務諸表等)
12. 各自テーマの関連文献の報告4(学術論文等)
13. 各自テーマの関連文献の報告5(その他)
14. 春学期まとめ
15. 卒論中間報告1(財務会計分野)
16. 卒論中間報告2(企業・業界研究)
17. 卒論中間報告3(その他の分野)
18. 中間報告を踏まえた卒論執筆・修正1(各自の研究方法を踏まえた研究方針の確認)
18. 中間報告を踏まえた卒論執筆・修正2(論文執筆ルールの確認等)
20. 中間報告を踏まえた卒論執筆・修正3(学術論文の講読)
21. 中間報告を踏まえた卒論執筆・修正4(法令・会計基準の研究)
22. 中間報告を踏まえた卒論執筆・修正5(事例の研究)
23. 中間報告を踏まえた卒論執筆・修正6(各人の個別相談)
24. 卒論最終報告1(財務会計分野)
25. 卒論最終報告2(企業・業界研究)
26. 卒論最終報告3(その他の分野)
27. 卒論最終報告の講評・論文の仕上げ
28. 2年間のゼミ活動の振り返り(2年間のまとめ)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
公認会計士試験や税理士試験の日程に配慮します。
個人報告やグループによる報告とその準備があります。
夏合宿または夏期集中ゼミ(9月頃)、春合宿または春期集中ゼミに(3月頃)を予定しており、特段の理由がない限り参加を必須とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 授業への参加状況、発表の準備や内容、質疑応答、研究テーマの提出状況などにより総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
演習はみなさんの積極的な取り組みが前提のため、たとえば次の場合はE評価(F評価)とします。
無断欠席や報告担当回・夏期・春期集中ゼミ(または合宿)の特段の理由のない欠席
遅刻が目立つ、積極的な発言がないなど、積極的な取り組みがみられない
(4年次春)研究テーマ等の提出がない
(4年次秋)卒業論文の提出がない(演習IVもF評価とします)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間外も必要に応じてメール、対面等で対応します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
会計処理や財務諸表の分析にExcel、プレゼン報告でPowerPointを使用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
桜井久勝『財務会計講義』
中央経済社編『新版 会計法規集』
いずれも2026年4月時点の最新版を使用します。
会計法規集は、他の授業や資格試験の学修で使用しているものがあれば、そちらでもかまいません。詳細はゼミ選考後の顔合わせまたは初回ゼミで説明します。履修者の希望等により授業内容を変更する可能性もあるため、事前に購入する必要はありません。
〔参考図書〕
必要に応じて授業内で指示します。
その他特記事項
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
●レポート(自己紹介、志望動機、今までの学修状況など。指定のエントリーシート(A4で2枚)に記入してください。)
●個人面接
〔国外実態調査〕
なし
〔ソフトウェアの利用〕
PCで一般的に使用するソフトウェア(Word、Excel、PowerPoint等)及び図書館データベース以外は利用しない予定です。
参考URL
https://sites.google.com/view/hnakamura/seminar