シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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環境物理化学 | 2024 | 後期 | 月4 | 理工学部 | 山村 寛 | ヤマムラ ヒロシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-AC1-CA11
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
(1)工学の基礎
「単位」や「有効数字」は物の量や性質を表すのに非常に重要となる。講義のはじめに、単位の種類や概念、その使い方、有効数字と濃度の表現方法について学習する。
(2)化学反応の基礎
環境問題は物質の消失・生成・拡散で表現される。特に、物質の消失・生成に関しては、化学反応に関する知識が重要となる。環境問題とリンクし、化学反応における「反応速度」と「化学平衡」について学習する。
(3)エネルギーの基礎
環境汚染が一度発生するとなかなか元に戻せない。この一方方向の動きを説明するには、「化学熱力学」についての理解が必要となる。化学熱力学は、熱力学を化学に応用した学問である。エンタルピー、エントロピー、ギブスの自由エネルギーなどの概念を理解し、環境問題にどのように利用するかについて学習する。
(4)物質収支の概念と活用
物質収支は、環境問題をモデル化する上で極めて重要な概念になる。(1)〜(3)で学習した内容をもとに物質収支をたて、環境問題の解決策を提案する手法を学習する。
科目目的
理工学的な視点を修得することを目的とする。特に、物質収支の考え方を修得し、水代謝システム工学、水環境工学、エネルギー環境学などの学習に生かすことを目的とする。
到達目標
本授業では、「物質とエネルギー」分野での単位習得において基礎となる事項を学習する。具体的には、国際単位と有効数字、化学反応の基礎、エネルギーの基礎などを学習するとともに、これらの基礎が環境・エネルギー問題を解決する上でどのように結びついているのかについて理解することを目標とする。
授業計画と内容
(1)なぜ、環境物理化学を勉強するのか?単位の種類と基礎
(2)有効数字
(3)濃度の表現
(4)化学反応のイメージ
(5)反応速度
(6)反応速度の演習
(7)反応速度の応用
(8)エネルギーとは?
(9)化学ポテンシャルとは?
(10)エネルギーと化学ポテンシャルの演習
(11)リアクターと物質収支、回分反応
(12)流通式押し出し型、完全混合型
(13)環境問題の解法1:消毒と浄水
(14)環境問題の解法2;湖の浄化
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で課される課題をしっかりと自分で解き、わからないところがあれば、担当教官やTAに質問すること。
授業で課される課題をしっかりとこなすことで、授業の理解度が大幅に向上します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 期末試験により評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業時に演習問題を配布し、この演習問題の提出をもって、出席とする。
評価は、期末試験100%で評価するが、50ー60点の学生については、出席状況を勘案する予定である。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは授業の最初に配布する。
授業において「関数電卓」を使用するため、購入すること。
また、資料や各種演習問題は学科準備室に本が多数あるので、参考にすること。
その他特記事項
授業に関連するイベントが開催される場合には、広報するので、興味のある学生はお申し出ください。
参考URL
http://yamamura.waterblue.ws/index.html