シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物質エネルギー操作 | 2024 | 前期 | 水3 | 理工学部 | 三苫 好治 | ミトマ ヨシハル | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-FT3-CC18
履修条件・関連科目等
エネルギー創造学の知識、特に物質収支の基礎知識を理解していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
注意
本科目は2020年度入学生から3年次選択科目となっている。配当年次の修正が出来ないため注意すること。2019年度以前の入学生は2年次からの選択必修科目である。
(1) 資源とエネルギー
持続可能な利用と節約の重要性を理解し、環境への影響を最小限に抑えるための戦略を学習する。資源の効率的な利用や再生可能エネルギーの開発により、地球環境への負荷を軽減し、持続可能な未来を実現する手助けとなる。
(2) 電力事情と新エネルギー
再生可能エネルギーや効率的な電力供給方法を学ぶことによって、エネルギーの安定的な供給と地球環境への負荷軽減に貢献し、将来のエネルギー事情に対処するための基礎知識を習得する。
(3) 省エネルギーとグリーンケミストリー
省エネルギーの様々な手法を学ぶことで、効率的なエネルギー利用を実現し、地球環境への負荷を軽減する手法を学習する。また、環境への配慮を基盤にした新しい製品やプロセスの開発を目指すグリーンケミストリーを通じて、持続可能な社会構築に向けた実現可能性を検証する。
科目目的
物質エネルギー操作では、リサイクルと再生可能エネルギーの重要性を理解し、持続可能な資源管理とエネルギー供給を行うための化学技術を学び、また、課題等も整理することを目的とする。
到達目標
資源の定義を理解し、省エネルギー条件下でのそれらの循環方法を学ぶ。また、エネルギー効率を計算し、技術の有効性を評価することができることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 資源とは,エネルギーとは何か
第2回 人類のエネルギー利用の歴史
第3回 わが国のエネルギー事情
第4回 最近の火力発電
第5回 原子力発電とリスク
第6回 自然エネルギーの利用と限界
第7回 燃料電池の最前線
第8回 循環型社会と資源
第9回 電気自動車の最前線
第10回 新エネルギーとエコ効率革命
第11回 ライフサイクルアセスメント(LCA)
第12回 グリーンケミストリー
第13回 触媒化学の最前線
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義時あるいはmanabaにポイントを掲載するので、関連する教科書の範囲に必ず目を通して出席すること。また、授業中に課す演習問題は必ず解いて、次回までに曖昧な事項や疑問点を持ち越さないようにする。課題でレポートの提出がある場合は、必ず期日までに作成し、提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 様々な物質やエネルギー操作プロセスの概要を理解し、そこで使われている式を駆使して未知の問題を解決できるかを問う期末テストを実施し、到達度を確認し、最終成績とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PC室に設置してある機器やソフトを活用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
「資源・エネルギーと循環型社会」、北野大 編著、及川紀久雄、久保田正明 共著、三共出版、ISBN-13: 978-4782704639
参考図書)
ベーシック物理化学 原 公彦 藤村 陽 米谷 紀嗣 共著 化学同人 ISBN-13 978-4759811506
化学工学会監修 多田豊編「化学工学 改訂第3版 ー解説と演習ー」朝倉書店 2013年第3刷発行 2500円 + 税
架谷昌信 監修 新編 化学工学 共立出版 2012年発行 ,800+税
草壁克己、外輪健一郎 「はじめて学ぶ化学工学」 初版 丸善出版 2011年発行 00
化学工学会編 「化学工学の基礎と実践」 初版 アグネ社 1998年発行 00
柘植秀樹 他 化学工学の基礎 初版 朝倉書店 2000年発行 00(税別) 2012第11刷