シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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電気化学特論 | 2024 | 前期 | 金3 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 松永 真理子 | マツナガ マリコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-EL5-5C14
履修条件・関連科目等
学部で電気化学と電池を履修していることが望ましい.
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
電気化学の応用例として,電気化学と電池で扱う電池に加え,電気化学センサ,電気化学を用いた薄膜形成手法(電解合成,めっき,電解析出など),および電気化学計測技術を紹介し,電気化学分野のより深い理解を目指す.
科目目的
電気化学は物理化学現象の電子やイオンの挙動を理解する際に有効な学問体系である。電気化学は新エネルギー技術の多くに使用されているほか,電子材料研究にも利用できる工学的応用力の高い学問である.電気化学計測や様々な応用例を学習することで,電気化学のより深い理解を目的とする.
到達目標
電気化学計測の種類と仕組みおよび電気化学応用を一通り学習し,学習した内容を含む原著論文の該当箇所の内容および論文の中の位置付けを説明できる素養を身につけることを目標とする.
授業計画と内容
電気化学特論の概要
(1)電気化学の応用例
電気化学の基礎とデバイス応用(復習内容を含む)
(2)電気二重層キャパシタ、二次電池
(3)燃料電池、色素増感太陽電池
電気化学解析と材料評価
(5)電気化学で使う装置およびセル,電位測定
(6)様々なボルタンメトリー(アンペロメトリー,クーロメトリー,ポテンシオメトリー)
(7)サイクリックボルタンメトリー
(8)回転ディスク法,リングディスク法
(9)交流インピーダンス法
(10)その他(分光電気化学測定,電気化学水晶振動子マイクロバランス法)
そのほかの応用例
(11)電気化学センサ(イオンセンサ,化学センサ,バイオセンサ)
(12)電気化学を用いた材料作製(電解合成,めっき)
(13)電気化学を用いた材料作製(電解研磨、エッチング)
(14)まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
実験データを含む文書を読解し,発表の準備をさせることがある.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 受講態度(講義中に行う演習やアンケートの解答内容)と課題への取り組みを併せて総合的に評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題や試験のフィードバックは,提出された課題の内容を踏まえて,授業内で重要事項を再度説明したり,学生が勘違いしやすい箇所を指摘する.授業内で解説しきれない内容は適宜manabaを使用してフィードバックを行う.
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
電気化学的知識を用いて材料作製や電気化学デバイスの研究開発をしている実務経験者として指導を行う.
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験を元に授業内で研究開発現場で役立つ知識を選定し重点的に解説する.
テキスト・参考文献等
特に指定しない.
その他特記事項
特になし