科目ナンバー

SG-EL5-5C15

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語／英語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

新エネルギー技術の中心となっている電池などの電気化学エネルギーデバイスは，多様性を増し，様々な材料研究が行われている．これらのデバイスの開発には，材料研究のみならず，デバイス設計，デバイス性能評価が求められる．近年では，性能の中でも安全性や寿命の向上が重要な課題の一つとして注目されている．本コースではこれらの一連のデバイス開発において重要な材料およびデバイスの評価方法に重きをおき，受講生の専門性を考慮して扱う内容を決定している．これまで，次世代電池，電池の劣化解析，材料評価方法について扱ってきた．

科目目的

新エネルギー技術の研究・開発において重要な役割を果たす材料やデバイスの評価方法についての幅広い知識を習得する．

到達目標

新エネルギー技術に用いられる材料やデバイスの評価手法を知り，学習した評価手法について評価結果の解釈ができる素養を身につける．

授業計画と内容

講義で扱う題材は，最先端技術であることを重要視する．
（１）新エネルギー技術特論概要
エネルギー効率利用に向けたエネルギー蓄電・発電デバイスの種類と電池の構成について復習する．
材料の研究・開発，電池の設計，電池の劣化診断技術、安全性評価方法についても概要を紹介し，受講生にアンケートし，講義計画を議論する．以下に講義計画案（２パターン）を記す．その他，本講義内容に即し，各自の研究テーマに深く関連するreview論文を題材として扱うことがある．

パターン①
（２）電気化学測定法（復習）
（３）光学顕微鏡と電子顕微鏡
（４）走査型電子顕微鏡　原理
（５）走査型電子顕微鏡　データ解釈
（６）透過型電子顕微鏡
（７）その他の顕微鏡
（８）光電子分光法
（９）X線回折法
（１０）その他の分光法
（１１）論文読解
（１２）論文読解
（１３）論文読解
（１４）論文読解

パターン②
（１）光触媒　復習と最近の話題
（２）光触媒　論文読解
（３）光触媒　論文読解
（４）リチウム電池　復習と最近の話題
（５）リチウム電池の劣化　論文読解
（６）リチウム電池の劣化　論文読解
（７）太陽電池の復習と最近の話題
（８）太陽電池　論文読解
（９）太陽電池　論文読解
（１０）太陽電池　論文読解
（１１）燃料電池　復習と最近の話題
（１２）燃料電池　論文読解
（１３）燃料電池　論文読解
（１４）燃料電池　論文読解

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

講義で扱う解析手法について論文調査，論文読解,および論文の該当箇所を発表するなどの課題を出すことがある．

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

受講態度と課題への取り組みにより評価する．

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける／授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL（課題解決型学習）／反転授業（教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式）／ディスカッション、ディベート／グループワーク／プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

新エネルギー技術（電気化学蓄電・発電デバイス）の研究開発に関する実務経験を有する．

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

新エネルギー技術（電気化学蓄電・発電デバイス）の研究開発に携わるものとして，当該分野の課題解決の際に注意しなくてはいけないことなど生の声を伝える．

テキスト・参考文献等

特に指定しない．

その他特記事項

特になし

参考URL