シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 演習Ⅱ | 2026 | 秋学期 | 火3 | 商学部 | 山上 淳一 | ヤマカミ ジュンイチ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
税法に関連する科目(税法,税務会計論等)の履修者が望ましいが,それらが未履修であっても,会計専門職や国税専門官を目指すなど租税法に興味のある方なら歓迎します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
税法の主要な判例を題材とした報告と質疑・討論を繰り返すことを通じ,税法に関する知識,解釈力,課題発掘力,提案力を磨いていきます。
分野は,租税法の基礎理論,実体法(所得税法,法人税法,消費税法,相続税法),手続法(調査手続等)を幅広く取り上げます。
なお,税法の初学者にも配慮し,分野ごとにポイントの講義も行います。
科目目的
この科目は,商学部アドヴァンスト科目の一つで,専門領域(租税法)における特定のテーマを決めて学習することを通じ,学生の選択と主体的な学びを促進することを目的とします。また,毎回の報告に向けた準備や発表を通じ,社会の実務で不可欠な情報整理・分析,プレゼンテーション,コミュニケーション等の能力を磨くことも目的とします。
到達目標
租税法の主要論点につき基本を理解した上で,判例・法令等を調査分析する能力を修得する。社会環境の変化と関係付けて税制上の課題を論ずることができるようになる。
授業計画と内容
以下のとおり予定していますが,状況により変更もあり得ます。
〇 3年次
[春学期]
第1回 オリエンテーション
第2回 判例・文献検索の方法を学ぶ(図書館講習)
第3回 簡単な税務訴訟の判決文を読んでみる(言葉に慣れる)
第4回 簡単な税務訴訟の判決文を読んでみる(争点の背景となる税制の解説~実体法~)
第5回 簡単な税務訴訟の判決文を読んでみる(争点の背景となる税制の解説~手続法~)
第6回 簡単な税務訴訟の判決文を読んでみる(実体法の論点を議論する)
第7回 簡単な税務訴訟の判決文を読んでみる(手続法の論点を議論する)
第8回 実務の世界の知る(税務職員を招いて)
第9回 事例問題を通じて税法を学ぶ(所得税~所得の概念,所得分類~)
第10回 事例問題を通じて税法を学ぶ(所得税~給与所得~)
第11回 事例問題を通じて税法を学ぶ(所得税~事業所得・不動産所得~)
第12回 事例問題を通じて税法を学ぶ(所得税~譲渡所得~)
第13回 事例問題を通じて税法を学ぶ(所得税~所得控除・税率構造~)
第14回 卒論執筆に向けて(テーマ選定,構成ほか)
[秋学期]
第1回 卒論執筆に向けて(テーマ候補の発表)
第2回 事例問題を通じて税法を学ぶ(消費税法~課税根拠,計算の仕組み~)
第3回 事例問題を通じて税法を学ぶ(消費税~課税対象~)
第4回 事例問題を通じて税法を学ぶ(消費税~仕入税額控除~)
第5回 事例問題を通じて税法を学ぶ(消費税~越境取引~)
第6回 事例問題を通じて税法を学ぶ(相続税~課税根拠,計算の仕組み~)
第7回 事例問題を通じて税法を学ぶ(相続税~ 贈与税との関係~)
第8回 事例問題を通じて税法を学ぶ(相続税~財産評価~)
第9回 実務の世界を知る(税理士を招いて)
第10回 著名判例に学ぶ(所得税に関する事案)
第11回 著名判例に学ぶ(消費税に関する事案)
第12回 著名判例に学ぶ(相続税に関する事案)
第13回 卒論執筆に向けて(決定したテーマと問題意識の発表)
第14回 1年間の議論の振り返り
〇 4年次
[春学期]
第1回 オリエンテーション
第2回 事例問題を通じて税法を学ぶ(法人税~法人税の存在意義,企業会計との関係~)
第3回 事例問題を通じて税法を学ぶ(法人税~益金,無償取引~)
第4回 事例問題を通じて税法を学ぶ(法人税~損金~)
第5回 事例問題を通じて税法を学ぶ(法人税~同族会社~)
第6回 著名判例に学ぶ(法人税に関する事案)
第7回 事例問題を通じて税法を学ぶ(国際課税~所得課税の課税権の配分~)
第8回 事例問題を通じて税法を学ぶ(国際課税~相続課税,消費課税の課税権の配分~)
第9回 事例問題を通じて税法を学ぶ(国際課税~法的二重課税~)
第10回 事例問題を通じて税法を学ぶ(国際課税~経済的二重課税~
第11回 事例問題を通じて税法を学ぶ(国際課税~国際課税の潮流~)
第12回 著名判例に学ぶ(国際課税に関する事案)
第13回 卒論研究の序論報告(第1グループ)
第14回 卒論研究の序論報告(第2グループ)
[秋学期]
第1回 今後の運びの議論
第2回 資料収集・論文作成①(構成)
第3回 資料収集・論文作成②(要旨)
第4回 今後の進め方の相談①(第1グループ)
第5回 今後の進め方の相談②(第2グループ)
第6回 資料収集・論文作成③(肉付け作業)
第7回 資料収集・論文作成④(ドラフト版)
第8回 中間報告
第9回 中間報告を踏まえたディスカッション
第10回 論文の仕上げ①(第1グループ)
第11回 論文の仕上げ②(第2グループ)
第12回 最終案の報告
第13回 講評
第14回 完成論文の報告
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回のテーマに関連する文献・資料を読み込んで,質疑・討議に主体的に参加できるように準備すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 報告内容,議論への主体的な参加・貢献度等を総合的に評価します(詳細は第1回演習時に説明します。)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1988年度から2021年度まで,国税庁(国税局)及び財務省主税局において,税制改正(相続税法,税理士法),法令解釈通達の制定(税務調査手続),訟務,税務調査,査察等に携わる。この間,ハーバード大学ロースクール国際租税講座で米連邦所得税法,付加価値税法等を学ぶ。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
税制・執行当局における実務で直面した租税回避・税務訴訟の実例等も紹介しながら,実務に即した論点・知識を提供します。
テキスト・参考文献等
[テキスト]
中里実ほか編『租税法概説(第4版)』有斐閣,2021年
中里実ほか編『租税判例百選(第7版)』有斐閣,2021年
租税法令を掲載した六法(例えば,中里実・増井良啓・渕圭吾編『租税法判例六法』有斐閣,2021年)
その他は開講時に指示します。
[参考文献]
金子宏『租税法(第24版)』弘文堂,2021年
増井良啓・宮崎裕子『国際租税法(第4版)』東京大学出版会,2019年
その他随時紹介します。
その他特記事項
[募集人数]
10名程度
[募集方法]
レポート及び面接
[国外実態調査]
実施しない
※ ソフトウェアの利用なし