シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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キャリア・デザイン・ワークショップ | 2024 | 前期 | 水5 | 理工学部 | 中山 康子、吉田 達 | ナカヤマ ヤスコ、ヨシダ トオル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-CE1-SN01
履修条件・関連科目等
2021年度以降入学生のみ履修可。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、キャリア形成の基盤となるコンピテンシー(能力)として、特に、自己実現力、コミュニケーション力、課題設定・解決力の向上を目指す。授業は講義だけではなく、グループ学習を通した全員参加により、将来社会で必要となる能力を育む。
科目目的
キャリア形成に必要な能力を理解したうえで、学生一人一人が将来社会人としてどのようにありたいのか志を語り、その実現のために、今後どのようにキャリアを形成していくかを確認する。
また、社会に目を向け、学科を超えたグループワークで、社会の課題を発見し、解決するプロセスを体験することにより、社会人の能力の基礎となる考える力、協創する力を養う。
到達目標
(1)学生一人ひとりが、卒業後のビジョンと、ビジョン達成に向けて具体的に実施することを明確に語れるようになる。
(2)グループで社会課題の解決策を策定するなかで、以下のことができるようになる。
・日常生活の中で、社会の問題に目を向ける姿勢が身に付き、課題を見つけられるようになる。
・社会課題の解決策の策定プロセスを理解し、実践できるようになる。
・グループでのコミュニケーションの基本ができるようになる。
・基本的なことが伝えられる基礎的なプレゼンテーション、質疑応答ができるようになる。
授業計画と内容
1、講義の目的や概要の説明
社会に求められる人財について知り、大学での学習の意義・学び方・考え方を確認する。
2、コンピテンシー理解と自己認識
キャリア形成に必要なコンピテンシーについての解説を行う。コンピテンシー自己評価システムを利用して、自分の現状を認識する。
3、グループワーク(志とは)
人はなぜ「志」をもつのか?この本質的な問いについて考え、また「志」をもつことがキャリア形成にどう役立つのかをグループ討議を通じて考える。
4、グループワーク(おもいを引き出す)
「志」の根底にある自らのおもいを引き出し、グループワークを通じておもいを確かめる。
5、志を表現する
「志」を客観的に表現する方法を学び、そのうえで、4で明確になったおもいを志として表現する。
6、グループワーク(志を語る)
自らの志をグループ内で語り、その客観性、妥当性、魅力等について相互に研鑽する。
7、社会人から学ぶ
企業人の話を聴き、社会で求められる人財について理解を深める。
8、課題を発見する力と解決する力
社会で求められる課題発見・解決能力について学び、グループワークのテーマを検討する。
9、グループワーク(課題設定)
テーマについての現状認識、理想とのギャップを理解し、本質的な課題を発見する。
10、グループワーク(課題解決)
設定した課題の解決策を討議する。
11、グループワーク(企画作成)
課題解決策を企画としてまとめ、グループごとの発表に向けた準備を行う。
12、企画概要の発表
グループごとの企画の概要を発表し、その客観性、妥当性、魅力等について相互に研鑽する。
13、プレゼンテーションの実施
グループごとに発表と質疑応答を行ない、学生によるフィードバックと講師の講評を行う。
14、総括講義
コンピテンシー自己評価システムを利用した講義を通して伸ばした自分の能力を知る。また、それに基づき今後の学生生活での具体的目標の設定、そのための行動計画の策定を行う。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1)授業の各時間に必要な事前課題を実施すること。
(2)授業時間内に終了しなかった課題を完成させて提出すること。
(3)授業で形成されたグループで集まり、議論やプレゼンテーションの内容がいっそう充実したものになるように努力し、学科を超えた交友を深めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 25 | グループ発表の内容の完成度(共感性、説得性、論理性、新規性)。 プレゼンテーション力(明確性、明朗性、説得性)、傾聴力、質 問力の修得度。 |
平常点 | 75 | 参加状況。 授業に積極的に参加し、自らの考えを熟考し、発言しているか。 グループワークにおける自身の役割を見出し、役割を果たしているか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
資料作成において、パソコンまたはスマートフォンを用いる。
Googleスライド、PowerPointを用いてプレゼンテーション資料作成およびプレゼンテーションを実施する。
対面型で授業が実施できない場合は、双方向型授業にWebexを利用する場合がある。
時間外のグループワークにWebexやLINEを使用する場合がある。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
本科目は、社会人に必要な能力を身に着けることを目的としているが、指導者は株式会社東芝で38年間にわたり、研究職、管理職、教育職の実務経験がある。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
本科目の内容は、株式会社東芝で社内教育に従事していたときに開発した教育プログラムに基づき、大学生用に開発したものである。
永年の社会人経験に基づき、社会人になるための心構え、求められる能力及びそれを修得する方法を助言する。
テキスト・参考文献等
授業内で必要なレジュメを配布する。
参考文献は、授業内で紹介する。
その他特記事項
行動特性自己評価システムを用いて、講義受講開始時と講義終了時に自己診断を行い、受講者の能力向上度合いを計る。講義終了後も積極的にこのシステムを利用することにより、能力の確認、向上に活かしていただきたい。
この科目は、理工学部自由科目でグループワークが中心となる。設定したテーマについてした連続した議論を行うため、毎週出席すること。