シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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知的財産取扱基礎知識 | 2024 | 前期 | 木5 | 理工学部 | 浅見 浩二、大塚 啓生、楠 和也、田中 虹輝、丸山 陽 | アサミ コウジ、オオツカ ヒロキ、クスノキ カズヤ、タナカ コウキ 、マルヤマ ヨウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IP1-SN02
履修条件・関連科目等
知的財産を取り扱うために最小限必要な知識を実践的に得たい、弁理士等の知的財産を取り扱う職業そのものに関心がある、その職業がどのようなものか概略を知りたい、などの希望者であれば、履修のための要件は特にはない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
特許権、意匠権、商標権等を権利化するための特許庁への出願手続、それらを取消または無効とするための審判請求・異議申立ての手続、ライセンス契約の交渉、仲裁手続などの代理業務のほか、外国出願関連その他知的財産分野全般にわたる業務に実際に従事している現役の弁理士が、知的財産取扱に最小限必要な程度の基礎知識を、適宜レポートを課しながら伝授する。(毎回レポートというわけではない。)
科目目的
将来開発者を目指す学生にとって、特許や商標等の知的財産に関する知的は、自身が発明した権利を守るという意味で重要な権利である。一方、将来知的財産の業界で働くことを考えている学生にとっては、その業務の内容を知ることは非常に有意義である。
このような観点から、知的財産に関する実務の内容を垣間見れるような授業を行い、将来的に活用できるような知識の習得を目標とする。
到達目標
(1)特許法は発明の保護と利用を図ることで発明を、(2)実用新案法は物品の形状・構造・組合せにかかわる考案の保護と利用を図ることで考案を、(3)意匠法は意匠の保護と利用を図ることで意匠創作を奨励し、いずれも産業の発達へ寄与することを目的として、また、(4)商標法は商標を保護することで商標使用者の業務上の信用維持を図り、それによって産業の発達へ寄与すると共に需要者の利益を保護することを目的として定められている。これら4法について、弁理士を想定した知的財産取扱に最小限必要な程度の基礎知識の習得を目指す。
授業計画と内容
以下において、「特・実」は特許法・実用新案法を意味する。
第1回 特・実①(授業の概要、特許制度について)
第2回 特・実②(特許情報の調査)
第3回 特・実③(自分の発明を特許出願するためには)
第4回 特・実④(出願から特許取得までの流れ)
第5回 特・実⑤(外国で特許を取るためには)
第6回 特・実⑥(実用新案制度)
第7回 意匠法①(デザインの意義、意匠登録制度とデザイン)
第8回 意匠法②(先行意匠調査と意匠情報)
第9回 意匠法③(自分のデザインを知的財産にするために)
第10回 商標法①(商標とは)
第11回 商標法②(商標を保護するために)
第12回 商標法③(企業経営における商標の効果・価値)
第13回 商標法④(商標調査)
第14回 総復習
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業で配布するレジュメ及びその説明について、復習をして下さい。疑問点があれば、その回以降の授業でも遠慮無く、講師に質問して下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 題意に則した内容となっているか。 |
平常点 | 80 | 講義内容への興味・関心。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点及びレポートに対する評点の合計に基づいて評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
特許及び商標等の特許庁への出願の代理業務や、これらの権利化に際しての特許庁及び裁判所への対応の代理業務や、これらの権利のライセンス契約の締結の業務や、これらの権利化の侵害対応等について実務経験が豊富な弁理士が授業を担当する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務家として知財業界で働く弁理士が、その業務の内容に即した内容の授業を行う。
テキスト・参考文献等
テキスト…毎回、レジュメを配布