シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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卒業研究Ⅱ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学部 | 石井 靖 | イシイ ヤスシ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MP4-2A92
履修条件・関連科目等
卒研履修要件のとおり
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
物性物理やその関連分野(量子論、統計物理)から興味ある話題を取り上げて、1年間にわたって取り組んで、その成果を各自が卒業論文(40-50ページ)にまとめることを目標とする。2021年度も「第一原理に基づく電子構造計算」をテーマに、実際の物質の電子構造から種々の物理量を計算により求める研究手法を体験する。「第一原理計算」とは、物質中の電子状態について一切のモデル化をせずに、量子力学の基礎方程式をコンピュータを用いて解くことにより、個々の物質固有の電子状態と物性を研究する手法で、基礎物理学の材料研究への応用と考えることも出来る。後期は、各自がテーマ(物質)を決めて、実際の計算やその物質に関する研究の文献調査などを行う。
2021年度の卒業研究テーマの例
・SiO2高圧相の電子構造と安定性
・ZrO2の電子状態と光学的性質
セミナーでは、各自の研究の進捗状況を報告・発表してもらう。その過程で、研究の進捗状況や自分の考えを仲間にわかりやすく説明すること、疑問や問題が生じたときに仲間との議論を通して答えを見付けることを体験して欲しい。
科目目的
物理学における専攻分野を定め、その専攻分野における幅広い知識と研究能力を養う。
到達目標
物性物理やその関連分野(量子論、統計物理)から興味ある話題を取り上げて、1年間にわたって取り組んで、その成果を各自が卒業論文(40-50ページ)にまとめることを目標とする。
授業計画と内容
週1回程度のセミナーでは、各自の研究の進捗状況を報告・発表してもらう。必要に応じて、関連する文献紹介をしてもらうこともある。卒業研究の中心は、授業時間外の各自の自主的な取組(研究)である。
第1回 卒業論文テーマの決定
第2回 計算の準備(サーバー利用手順の確認とコンパイル)
第3回 テスト計算(入力ファイルの準備)
第4回 テスト計算(計算の手順の確認、実行)
第5回 テスト計算(計算結果の解析法など)
第6回 計算手法の確認
第7回 進捗報告(1)
第8回 進捗報告(2)
第9回 進捗報告(3)
第10回 進捗報告(4)
第11回 進捗報告(5)
第12回 進捗報告(6)
第13回 まとめ(研究発表)
第14回 まとめ(卒業論文作製の方針の確認)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各自のテーマに関する文献調査、計算機を用いた計算、さらには研究の進捗状況を報告するプレゼンテーションの準備等、授業時間外の自主的な取組(研究)が卒業研究の中心である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・卒業論文、または卒業研究の作成等に対して専門分野に関する必要な論文作成、研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | ゼミでの発表の準備状況と討論への参加を評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
ルーブリック評価基準を採用しています。詳細については、以下のURLをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/science/departments/physics/news/2022/12/63670/
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間に限らず、研究室でのディスカションやメールでのやり取りを通してフィードバックを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
コンピュータを用いた日常的な情報収集・交換や理論計算など
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
各自の研究テーマに関連する原著論文や解説を提示する。