シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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卒業研究Ⅱ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学部 | 米満 賢治 | ヨネミツ ケンジ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MP4-2A92
履修条件・関連科目等
卒研履修要件のとおり
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
固体中の電子がどのような状態にあり、電場や磁場の下でどのように運動するかを、テキストを基に学ぶ。電子と電子、または電子と格子振動が相互作用することにより、電気伝導がどのような影響を受けるかをみていく。相関電子系の物性理論について第二量子化や集団励起を扱う文献を輪講する。進み具合によって、計算機を用いて時間依存シュレディンガー方程式を数値的に解き、光電場のもとで電子の運動がどのように変わるかを調べる。
科目目的
相互作用しあう電子を格子上の離散的なモデルで扱う方法を理解する。絶縁体、金属、超伝導など、パラメタの変化で異なる電子物性が現れる現象について知見を得る。
到達目標
相互作用しあう電子がもたらす様々な現象を、基礎から説明できるようになり、それに関して簡単な数値計算を行う。
授業計画と内容
超伝導や磁性について輪講を行う。テキストの内容を理解するとともに、それを数式を用いて紹介する。毎回、1-2名の学生が担当する。
第1回 数学的定式化
第2回 音響/光学フォノン
第3回 プラズモン
第4回 分極波
第5回 マグノン
第6回 フェルミオン場
第7回 ハートレー・フォック近似
第8回 多体論の技法
第9回 電子ガス
第10回 ポーラロン
第11回 電子フォノン相互作用
第12回 超伝導
第13回 ブロッホ関数
第14回 ブリュアンゾーン
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストを用いた予習。輪講後には、疑問点を解決すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・卒業論文、または卒業研究の作成等に対して専門分野に関する必要な論文作成、研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 輪講への参加、紹介と説明の技量、質疑応答の熱心さ、他の学生と協調して学ぶ態度の状況を基準に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
ルーブリック評価基準を採用しています。詳細については、以下のURLをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/science/departments/physics/news/2022/12/63670/
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メールやオフィスアワーを利用して指導している。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
状況によって異なるテキストを用いる。