シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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地盤工学2 | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学部 | 西岡 英俊、平川 大貴 | ニシオカ ヒデトシ、ヒラカワ ダイキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-CV3-3B19
履修条件・関連科目等
地盤工学1を履修済みであることを前提として講義する。地盤工学演習を同時に履修することを原則とする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地盤の安定問題を扱ううえで必要な土の力学特性と種々の安定問題について学ぶ。土の応力-ひずみ関係と強度の表現方法、擁壁の土圧問題、土質調査、基礎の支持力と沈下、斜面の安定問題に関する基礎知識を習得する。
科目目的
この科目では、"都市環境学科における卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)"のうち、「基礎及び専門知識・応力能力」・「(c)都市・環境の基礎となる土木工学の主要6分野のうち3分野以上を習得し、技術者としての知識と応用能力を身につける」ことを目的とする。具体的には、土木工学の主要分野の一つである地盤分野に関する基礎的な知識の習得を目的とする。
到達目標
エンジニアとして地盤・土構造物の諸問題に取り組めるように、地盤材料の力学的性質、土質調査の概要、土構造物(擁壁、基礎構造物、斜面)の安定性の評価方法を理解する。
授業計画と内容
(1)土質力学と土構造物
(2)土のせん断 (応力のモール円、土の破壊基準)
(3)土のせん断 (応力ーひずみ関係、排水/非排水条件)
(4)土のせん断 (せん断試験法)
(5)土の締固めと強度変形特性
(6)中間試験、土圧 (主働・受働・静止土圧、ランキン土圧論)
(7)土圧 (クーロン土圧論)
(8)土圧 (補強土擁壁)
(9)土圧(仮想背面、たわみ性壁面)
(10)基礎(基礎構造概論,ランキン塑性域に基づく支持力理論)
(11)基礎(浅い基礎の支持力と沈下)
(12)基礎(杭基礎の支持力と沈下)
(13)基礎(土質調査と基礎の構造計画)
(14)斜面安定(直線斜面の安定、円弧すべり破壊、分割法)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前に動画の視聴やテキストの確認を指示し、講義で学生にその内容の説明を求めたり、事前配信動画を踏まえた演習問題に取り組んでもらう場合がある。なお、時間外の学修が不足していると判断した場合は、平常点を減点する。
また、講義ごとの授業ノート(A4用紙1頁にまとめた手書きノート)を提出することを基本とする。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 「土の強度変形特性(土のせん断、および締固め:2~5W)」に関する理解度を評価する。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 「擁壁土圧(6~9W)」、「基礎(10~13W)」についての理解度を評価する。 |
レポート | 50 | 平常点は出席状況で評価し、最終成績の補正率(0~100%)として用いる。出席状況には「講義内容をA4用紙1ページにまとめた手書きノートの提出」を含み、受講態度を加味する。平常点は、普段の学修を着実に実施していることが確認できれば満点(100%)とし、不足があれば減点する減点法での評価とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
成績は、「中間試験」と「期末試験」の平均点(100点満点)に、「平常点に基づく補正率(0~100%)」を乗じた値で評価する。補正後の値が60点に達しない者はE判定とする。
[試験結果に平常点を掛け合わせて評価します。上記の評価基準の割合としては、試験と平常点が半々として表記しています]
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
中間試験・期末試験の個別の結果についてのフィードバックを希望する学生は、授業時間とは別の機会でフィードバックを行う(manaba個別指導コレクションから事前に担当教員にアポをとること)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaおよびYouTube等で事前学習資料(動画の場合もある)を配信する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
西岡英俊(鉄道総合技術研究所:2001~2018年)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
第10回~13回講義:実際の構造物の設計業務において、本科目で習得する専門知識がどのように活用されているかについて講義する。
テキスト・参考文献等
テキスト:河上房義・森芳信・柳沢英司、「土質力学」(第8版)、森北出版、ISBN:978-4-627-46058-4
参考文献:石原研而、「土質力学」(第3版)、丸善、ISBN:978-4-621-30234-7