シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
地盤工学演習 | 2024 | 前期 | 火3 | 理工学部 | 西岡 英俊、平川 大貴 | ニシオカ ヒデトシ、ヒラカワ ダイキ | 3年次配当 | 1 |
科目ナンバー
SE-CV3-3Z13
履修条件・関連科目等
地盤工学2を同時に履修することを原則とする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地盤の安定問題を扱ううえで必要な土の力学特性と種々の安定問題について学ぶ。土の応力-ひずみ関係と強度の表現方法、擁壁の土圧問題、土質調査、基礎の支持力と沈下、斜面の安定問題に関する基礎知識を習得する。
科目目的
この科目では、"都市環境学科における卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)"のうち、「基礎及び専門知識・応力能力」・「(c)都市・環境の基礎となる土木工学の主要6分野のうち3分野以上を習得し、技術者としての知識と応用能力を身につける」ことを目的とする。具体的には、土木工学の主要分野の一つである地盤分野に関する基礎的な知識の習得を目的とする。
到達目標
地盤材料の⼒学的性質を理解するうえで必要な有効応⼒の原理、排⽔条件、ダイレイタンシー特性
について理解する。また、土質調査、および⼟構造物(擁壁、基礎構造物、斜⾯)の安定性の評価⽅法を理解する。
授業計画と内容
(1)有効応力の原理、土被り圧と水圧の分布
(2)土のせん断 (応力のモール円、土の破壊基準)
(3)土のせん断 (応力ーひずみ関係、排水/非排水条件)
(4)土のせん断 (せん断試験法)
(5)土の締固め
(6)土圧 (主働・受働・静止土圧、ランキン土圧論)
(7)土圧 (クーロン土圧論)
(8)土圧(仮想背面)
(9)土圧(たわみ性壁面)
(10)基礎(基礎構造概論,ランキン塑性域に基づく支持力理論)
(11)基礎(浅い基礎の支持力と沈下)
(12)基礎(杭基礎の支持力と沈下)
(13)基礎(土質調査と基礎の構造計画)
(14)総復習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
レポートは基本的に毎週出題する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 100 | 授業毎に課す計13個のレポート(1~13W)の評価の平均値を科目の総合評価とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回の演習内容に対応した課題を指定期日(通常、翌授業の前までの日時とする)までに提出する。提出された課題の状況を総合的に踏まえて成績評価する。単位の未記載、単位系の間違い、答えのみで途中計算の状況が分からないものなどは減点する。
なお、翌々週の火曜日21:00(正規の期限+1週間)までは課題の再提出を認める。再提出に対しては、完答した場合に限り当該問題の減点分の1/2を回復する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
西岡英俊(鉄道総合技術研究所:2001~2018年)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
第10回~13回講義:実際の構造物の設計業務において、本科目で習得する専門知識がどのように活用されているかについて講義する。
テキスト・参考文献等
テキスト:河上房義・森芳信・柳沢英司、「土質力学」(第8版)、森北出版、ISBN:978-4-627-46058-4
参考文献:石原研而、「土質力学」(第3版)、丸善、ISBN:978-4-621-30234-7