シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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都市水循環 | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学部 | 手計 太一 | テバカリ タイチ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-CV3-3C21
履修条件・関連科目等
学部開講授業「水理学」、「河川工学」を受講していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
近年、問題視されているヒートアイランド現象やゲリラ豪雨などは都市域の水に関する問題であり、私たちの生活と密接な関係にある。本講義では、都市インフラの発展と水との関わり、それらに対する近年の研究動向に触れながら、都市域の水循環について工学的な視点から学習する。
科目目的
都市特有の水循環を理解する。
到達目標
都市の水循環の仕組みとこれに起因する水問題を把握し、これらの現状と将来想定される問題点を理解する。その上で、ヒートアイランド現象やゲリラ豪雨などの近年都市域で問題視されている物理現象を、河川水文学や水文気象学等の工学的知見を用いて理解する。
授業計画と内容
第1回 都市水循環の科学的基礎と社会の要請
第2回 都市水循環に係る災害の種類と歴史
第3回 都市水循環シミュレーションの手法(水文流出過程)
第4回 都市水循環シミュレーションの手法(流出解析の概要と流出モデルの分類)
第5回 都市水循環シミュレーションの手法(降雨の分布、有効雨量と損失雨量)
第6回 都市水循環シミュレーションの手法(流出モデルの選定と活用)
第7回 グローバル水循環の科学的基礎と世界における要請
第8回 グローバル水循環に係る災害の種類と歴史
第9回 グローバル水循環シミュレーションの手法(海洋プロセス)
第10回 グローバル水循環シミュレーションの手法(大気プロセス)
第11回 グローバル水循環シミュレーションの手法(陸面水文過程)
第12回 グローバル水循環シミュレーションの手法(大規模河川網の解析と各種プロセスのカップリング)
第13回 都市及びグローバル水循環の社会実装と法的根拠
第14回 地球温暖化のもとでの将来の災害予測
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回伝える予習ポイントについて予習を行い、次回授業時に回答できるよう準備すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | レポート課題の完成度。 |
平常点 | 50 | 講義中にワークをするので、それに対する貢献を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考書:小倉義光「一般気象学-第2版-」東京大学出版会
その他特記事項
この科目は教職(工業)の必修科目です。