シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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工業熱力学 | 2024 | 後期 | 水3 | 理工学部 | 松本 浩二 | マツモト コウジ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-FT2-4A18
履修条件・関連科目等
この科目を履修するにあたっては、流体力学Ⅰを履修すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
機械系分野の基礎となり、いわゆる4大力学の一つである熱力学は、例えば、エアコン、冷蔵庫や自動車エンジンの作動原理の理解には不可欠であるなど工学上極めて重要である。そこで、熱力学の基礎知識を確実に理解させた上で、熱力学の基本法則、理想気体の性質および状態変化やエントロピーの熱力学における意味や,等温,定圧,定容,断熱変化を含むポリトロープ変化でのP-V線図をT-S線図に変換する方法などを学習する。
科目目的
機械系の学生には不可欠な,必修科目中の4力学の一つである工業熱力学を修得することを目的とする.
到達目標
学生は、工学上重要な熱力学の基礎知識を確実に理解した上で、理想気体の基本的な状態変化における、熱力学の第1法則や状態方程式の適用により、温度、圧力、体積およびその他の状態量、仕事や熱量の算出方法を習得する。
授業計画と内容
第1回 工業熱力学の適応例の紹介と温度,熱平衡および熱力学の0次法則
第2回 熱力学における系、状態量および状態変化
第3回 仕事と内部エネルギー
第4回 比熱とエンタルピーおよび顕熱と潛熱
第5回 熱力学の第一法則
第6回 定常流動系エネルギー式
第7回 完全ガス(理想気体)の性質
第8回 完全ガス(理想気体)の状態方程式
第9回 完全ガス(理想気体)の状態変化
第10回 完全ガス(理想気体)の混合(分圧とダルトンの法則)
第11回 カルノーサイクルと理論熱効率
第12回 逆カルノーサイクルと成績係数
第13回 熱力学の第二法則とエントロピー
第14回 到達度評価
但し、上記順番が講義の進行状況によっては若干入れ替わることもあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前に指示された講義内容を教科書に基づき1-2時間の予習を行い、講義終了後は講義中に黒板に板書した内容について1-2時間の復習を行うこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 講義最終週に実施する最終到達度確認の結果で評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
講義には必ず出席した上で,必ずノートを取り,説明した内容についての復習と次回講義の予習を十分に行うこと。最終講義で到達度評価を行い60点以上の点数を合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
試験結果の質問があれば,個別に回答する.
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:丸茂榮佑 他 著:機械系教科書シリーズ11「工業熱力学」(コロナ社)3,150円(税込み)
参考書:鳥飼欣一 他 著:「熱工学」(朝倉書店)、3,675円(税込み)
小林清志 著:「工業熱力学」(理工学社)、3,045円(税込み)
その他、図書館に多数あるので参照して下さい。
その他特記事項
講義には必ず出席すること。
参考URL
http://www.mech.chuo-u.ac.jp/~matsulab/1-top/1-top.htm