シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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機構学 | 2024 | 前期 | 木1 | 理工学部 | 土肥 徹次 | ドヒ テツジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-DR1-4A12
履修条件・関連科目等
高校の物理、力学および運動について復習しておくことが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
機構学の基礎知識として、機械と機構、節と対偶の種類・特徴、機構の自由度、瞬間中心、機構の速度・加速度などについて学習する。さらに、代表的な機構であるリンク機構、摩擦伝動機構、歯車機構、巻掛け伝動機構、カム機構などの各種機構を解説し、機構についての理解を深める。これらの修得状況の確認として中間試験・期末試験を行う。
科目目的
①節と対偶の意味、種類と特徴、連鎖の種類と特徴を知る。
②対偶と連鎖の自由度を知る。
③瞬間中心、機構の速度・加速度の求め方を知る。
④リンク機構・摩擦伝動機構・歯車機構などの機構の種類と特徴を知る。
到達目標
①節と対偶の意味、種類と特徴、連鎖の種類と特徴を理解していること。
②対偶と連鎖の自由度を理解し、機構の自由度を導出できるようになる。
③瞬間中心、機構の速度・加速度の求め方を理解し、機構の速度と加速度を導出できるようになる。
④リンク機構・摩擦伝動機構・歯車機構などの機構の種類と特徴を理解していること。
授業計画と内容
第1回 機械と機構、節と対偶
第2回 対偶の種類と自由度
第3回 連鎖の種類と自由度
第4回 平面連鎖・立体連鎖の自由度
第5回 剛体の運動と瞬間中心
第6回 瞬間中心の求め方、中心軌跡
第7回 練習問題解説・到達度確認
第8回 リンク機構Ⅰ(4節回転連鎖・スライダクランク連鎖)
第9回 リンク機構Ⅱ(両スライダクランク連鎖・クロススライダ連鎖)
第10回 機構の速度と加速度Ⅰ(数式による解法)
第11回 機構の速度と加速度Ⅱ(速度を求める作図)
第12回 摩擦伝動機構(摩擦車・摩擦変速機構など)
第13回 歯車機構(種類と特徴、差動変速機構)
第14回 その他の機構(巻掛け伝動装置とカム機構、ねじ機構など)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教員が指示ずる予定内容について,参考書の該当箇所に目を通しておくこと.基本的な用語の意味・内容をしっかりと理解するように復習して,manabaの小テストによる確認を行い,曖昧な点や疑問点を次回講義時まで持ち越さないこと.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 代表的な機構の基礎知識や特徴を正しく理解し,機構の自由度や,機構の速度や加速度の計算を正しくできるかを評価する. |
その他 | 50 | 毎回の講義後のmanaba小テストにより,授業内容をどの程度理解できたかを評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
講義内容の理解度の判定は,以下の基準を用いて判断する.
①節と対偶の種類と特徴、連鎖の種類と特徴を理解できているか?
②対偶と連鎖の自由度を理解し、機構の自由度を導出することができるか?
③瞬間中心、機構の速度・加速度の求め方を理解し、機構の速度と加速度を導出することができるか?
④リンク機構・摩擦伝動機構・歯車機構などの代表的な機構の種類と特徴を理解できているか?
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを活用します.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:特に指定しないが、必要な資料は講義の際に配布する。
参考文献:他の参考書については、授業の第1回目に紹介予定。
安田仁彦著、「改訂 機構学(機械系大学講義シリーズ12)」(コロナ社、1983年、2,800円)
萩原芳彦編著、「よくわかる機構学」(オーム社、1996年、2,800円)
その他特記事項
参考URL
dohi@msl.mech.chuo-u.ac.jp