シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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材料力学演習 | 2024 | 後期 | 土2 | 理工学部 | 米津 明生 | ヨネヅ アキオ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MM2-4B03
履修条件・関連科目等
この科目を履修するにあたっては、「材料力学Ⅰ」を履修すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「材料力学Ⅰ」の講義内容に従って演習問題を提示し、グループ毎に解答に対する討論を行なう。討論した問題に対して、学生個人による全体へのプレゼンテーション、質疑応答を行なう。講義後半では、現実の問題と関連する材料力学の問題を各グループで創造し、それに関するグループ毎のプレゼンテーションを行う。
科目目的
ものづくりを行う上で重要な強度設計の力学的観点から材料力学は欠かせない.必修の材料力学Iの学習およびアドバンスな材料力学IIにつなげられる素養を養うとともに,材料力学Iの内容を自分自身で応用できることが第一の目的である.単に材料力学Iの問題が解けるのではなく,実際の製品や構造物にも適用できること,また人に説明できるプレゼンテーション力を養うことも本講義では含まれている.また,グループワークを通じて協同的に学習し,様々な人の考え方(解法)を学ぶことで材料力学の応用力を育むことを目的としている.
到達目標
工学上重要な材料力学に対して演習をとおして応用計算能力を養成するとともに、基礎事項の理解を一層深める。グループ毎に問題の解答を検討することによるコミュニケーション能力の訓練、また、学生各人が解答を他の学生の前で発表・解説・質疑応答することによるプレゼンテーション能力の訓練を行なう。さらに、各グループで新たな材料力学の問題を作成することによる創造性を高める。注)精密機械工学科のコンピテンシーのレベル2への到達
授業計画と内容
第1回 講義内容説明、グループ分け、問題の割当
第2回 個人プレゼンテーション1(力学の問題、応力とひずみ)
第3回 個人プレゼンテーション2(単軸引張と圧縮)
第4回 個人プレゼンテーション3(軸のねじり)
第5回 個人プレゼンテーション4(はりの曲げ)
第6回 個人プレゼンテーション5(複雑なはりの曲げ)
第7回 個人プレゼンテーション,グループ毎の材料力学の問題作成
第8回 グループ毎の問題発表会(前半グループ)
第9回 グループ毎の問題発表会(後半グループ)
第10回 個人プレゼンテーション6(先端的な力学問題)
第11回 個人プレゼンテーション7(先端的な単軸応力問題)
第12回 個人プレゼンテーション8(先端的な軸のねじり)
第13回 個人プレゼンテーション9(先端的な曲げ理論)
第14回 個人プレゼンテーション10(全範囲), 最終演習課題
(第10-13回は状況に応じて,演習問題の内容を変える予定である)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回5〜8問程度の材料力学に関する問題がレポート課題として与えられる.これを,グループで集まって課題に関する討論を行い,より深い理解に努め,各人問題の解答をレポートする.このレポートを用いて,毎回のプレゼンテーションを行なう.発表者は,発表時に決めるので,各人が全ての問題に対して解説が出来るようにグループ内でディスカッションすることが必要である.
グループで1問「材料力学に関する新しい問題の作成」を行なうことが求められる.提案した問題は,現実の問題,すなわち実験により検証することが必要である.グループ内で詳細に検討し,役割分担を行い,問題作成にあたる必要がある.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 毎回のレポート,それに対するプレゼンなどの評価 |
平常点 | 70 | 毎回の小テストがメインでの評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業時の個人発表,質疑,毎回のレポート,グループ毎のプレゼンテーションの合計を30%, 毎回の小テストの合計を70%ととし,その合計得点が60%以上を合格とする。但し,毎回の小テストおよび授業時の発表は単位認定の必要条件とする。また,出席は7割以上必要である。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックは行っていないが、授業時間内に理解が進むよう工夫している
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中に、クリッカーやmanabaのアンケート機能を使い、即時に学生の反応を把握しながら授業を進めていく
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:JSMEテキストシリーズ「材料力学」(日本機械学会 1,980円(税込み))。
参考書 :中原一郎著;「材料力学」(上巻)養賢堂 4,412円(税込み)、その他、図書館に多数あるので参照して下さい。
その他特記事項
参考URL
http://www2.chuo-u.ac.jp/com/manaba/
yonezu@mech.chuo-u.ac.jp / http://mater.mech.chuo-u.ac.jp/