シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
精密機械工学実験 | 2024 | 前期複数 | 火3,火4,火5 | 理工学部 | 新妻 実保子、奥井 学、鈴木 教和、米津 明生 | ニイツマ ミホコ、オクイ マナブ、スズキ ノリカズ、ヨネヅ アキオ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ON3-4A31
履修条件・関連科目等
これまでに学んだ専門科目の理解度と実践的応用能力を高める意欲をもって本科目を受講すること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
精密機械工学に関する基礎的な現象や性質を実験によって直接体得し,情報処理技術を用いたシミュレーションの実際に触れ,精密機械工学の理解を深める.また,これらの実験・シミュレーションのデータの処理・考察,レポートの書き方,等の方法を習得する.指定された日程により全実験課題の実験に参加して,指定期限までに各レポートをすべて提出し受理されること.
科目目的
精密機械工学に関する基礎的な現象や性質を実験によって直接体得し,情報処理技術を用いたシミ
ュレーションの実際に触れ,精密機械工学の理解を深める.
到達目標
精密機械工学の要素技術のなかから選択された実験課題について,予習,実験,考察,レポート作成を一貫して自ら取組むことによって,関連技術の理解を深めるとともに,精密機械工学に対する実践的かつ創造的思考能力を高めることを目的とする.あわせて精密機械工学における研究開発課題への探究心を持つこと,また将来の技術者や研究者としての自立能力の養成につながることも期待する.
実験段階では,基礎的な実験態度,測定や観察のしかた,実験やシミュレーションで得たデータの処理・考察法,レポートの書き方等を実践的に習得する.
授業計画と内容
以下のテーマについて授業を実施する.なお,多くのテーマでは,少人数グループに分かれて実験を行い,その結果についてディスカッションし,各自で実験レポートにまとめて提出する.
第1回 ガイダンス
第2回 測定データの取り扱い・ノギスとマイクロメータの使い方
第3回 5軸加工の仕上面品位と加工時間
第4回 鋼の熱処理と微視組織(顕微鏡組織)
第5回 金属材料の引張試験
第6回 電子回路
第7回 レポート提出,講評・ディスカッション
第8回 CADー3次元CADによる形状作成ー
第9回 CAEー有限要素法による静応力解析ー
第10回 CAM1ー射出成形のシミュレーションー
第11回 CAM2ーNC加工プログラムの作成ー
第12回 CAM3ー自由曲面の生成ー
第13回 レポート提出,講評・ディスカッション
第14回 工場見学(日程等については別途掲示される)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:テキストあるいはコンテンツ資料の該当テーマに目を通して良く理解しておくこと.テーマによっては実験開始時に部分レポートの提出を求めるので,作成しておくこと.
復習:レポートを作成すること.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 100 | 全てのテーマの実験に参加して,その実験レポートの提出・受理をもって合格とする. |
成績評価の方法・基準(備考)
正しい実験手順で実験目的や内容を満足させ,優れた実験レポートとして完成されているかを評価する.レポートに記述されるべき具体的構成項目は実験テキストの個々の実験テーマ解説に記述されている.実験に臨む前に予習して実験の目的,内容を理解しておくことが実験の質を高め,実験への観察力を研ぎすまし,積極的な実験参加を促し,結果として優れた実験結果および完成度の高いレポートにつながる.
全てのテーマの実験に参加して,その実験レポートの提出・受理をもって合格(60点以上)とする.1テーマでもレポート未提出や無断欠席があった場合は本科目履修成績を不合格とする.また,指示された提出期限に遅れたレポートは未提出扱いになるので注意すること.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
(1) ガイダンス時に配布する実験テキスト(押印表付き)
(2) manabaの本コース内にアップされたコンテンツ.コンテンツ資料は実験に持参すること.
(3) 中央大学生産統合研究グループ「CAD/CAE/CAM入門ー生産統合演習5日間ー」(中央大学出版部)
その他特記事項
・作業着を必ず着用する.サンダル履き等の省略行為は安全確保のために避けること.「履修要項」の精密機械工学科「実験・研究のための安全心得」をあらかじめよく読んで実践すること.
・やむをえぬ事情で欠席する場合は,その時の課題担当教員に速やかに連絡して,了承と指示を受けること.
・ガイダンス(月・火合同)で履修上の注意を説明するので,必ず出席すること.