シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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計測工学Ⅰ | 2024 | 前期 | 金2 | 理工学部 | 梅田 和昇 | ウメダ カズノリ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ON3-4A30
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
計測は、メカトロニクス技術において本質的に不可欠な技術である。また、昔から"測れないものは加工できない"という言葉もあり、生産技術においても計測技術の果たす役割は非常に大きい。本講義では、計測の基礎を解説する。まず、SI単位、誤差、不確かさなどを導入する。次いで、計測において基礎となる原理を紹介する。さらに、計測されたデータの処理手法の基礎を示す。最後に、精密機械工学において重要となる計測手法・計測器をいくつか紹介する。
科目目的
計測は、精密機械工学の「専門性」の基礎となる学問である。本講義では、その中でも必要不可欠な計測工学の基礎となる概念や手法を理解し、身につけることで、「専門性」をはじめ、「問題解決力」「知識獲得力」を修得することを目的としている。
到達目標
計測とは何かを把握し、単位、誤差、不確かさの概念などになじむ。計測において基礎となる概念・原理、計測されたデータの処理手法を体得する。さらに、基礎的な計測器・計測手法を理解する。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 単位
第3回 トレーサビリティ
第4回 誤差と不確かさ (1)誤差の種類,測定精度他
第5回 誤差と不確かさ (2)統計
第6回 計測において考慮すべき特性
第7回 計測において基礎となる概念・原理 (1)直接測定と間接測定他
第8回 計測において基礎となる概念・原理 (2)アッベの原理他
第9回 計測において基礎となる概念・原理 (3)誤差の伝播則他
第10回 最小2乗法
第11回 デジタル信号処理の基礎 (1)標本化,量子化他
第12回 デジタル信号処理の基礎 (2)フーリエ変換他
第13回 基礎的な計測器・計測手法 (1)ノギス,マイクロメータ他
第14回 基礎的な計測器・計測手法 (2)三次元測定機他
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習を十分に行い、講義内容をしっかり理解すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 単位、誤差、不確かさの概念、計測されたデータの処理手法を理解していることを評価する。 |
レポート | 40 | 毎回の講義の際に提出するレポートの内容により評価する。講義の聴講が確認できる内容であれば良い。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考書
櫻井好正:「精密測定学」(コロナ社)2,420円
前田良昭他:「計測工学(改訂版)」(コロナ社)2,970円
その他特記事項
参考URL
http://www.mech.chuo-u.ac.jp/umedalab/