シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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品質工学\品質管理 | 2024 | 後期 | 火2 | 理工学部 | 中條 武志 | ナカジョウ タケシ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ON4-4C38
履修条件・関連科目等
統計的品質管理の理解のために、初等統計学の素養があることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1920年代にアメリカのベル研究所で生み出された近代的品質管理は、第二次大戦後我が国に導入されて大きな発展を遂げた。現在、品質管理は顧客の要求に合った製品・サービスを経済的に提供するためのマネジメントの体系として様々な分野で役立っている。この講義では品質管理の基礎となる考え方とその方法、特にプロセスに基づく改善、管理、品質保証の方法に重点を置く。
科目目的
品質管理の基礎知識を身につけること。
到達目標
自分が専門とする、機械、電気、化学などの固有技術をより効果的に実務に活かすための管理技術を学ぶ。
授業計画と内容
第1回 品質とは、品質に関わる基本原則
第2回 管理とは、管理に関わる基本原則
第3回 プロセス改善(1)-プロセス改善とは、データ収集と問題の絞り込み
第4回 プロセス改善(2)-現象の把握
第5回 プロセス改善(3)-因果関係に関する仮説の設定と検証
第6回 プロセス改善(4)-対策の立案と実施、効果の確認と歯止め
第7回 プロセス管理(1)-プロセス管理とは、作業管理
第8回 プロセス管理(2)-人の不適切な行動の防止
第9回 プロセス管理(3)-設備管理、計測管理
第10回 プロセス管理(4)-日常管理、異常報告書とQC工程表
第11回 品質保証(1)-潜在ニーズの把握と技術開発
第12回 品質保証(2)-失敗の防止とFMEA
第13回 品質保証(3)-工程能力調査と保証の網
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業外に各自で取り組むレポート課題を毎回出す。具体的な課題に自分なりに取り組むことで理解を深めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎回レポート課題を課す。提出されたレポート課題の合計点で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:プリントを配付する。
参考書 :谷津 進他著「品質管理」(朝倉書店 4,095円)
中條武志・山田秀編著・日本品質管理学会標準委員会編
「マネジメントシステムの審査・評価に携わる人のためのTQMの基本」
(日科技連出版社、3,400円)
石川馨 「品質管理入門」(日科技連出版社、4,830円)