シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報機器 | 2024 | 後期 | 木3 | 理工学部 | 有坂 寿洋、入江 耕太、木村 勝彦、三矢 輝章、吉田 和司 | アリサカ トシヒロ、イリエ コウタ、キムラ カツヒコ、ミツヤ テルアキ、ヨシダ カズシ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ON3-4C34
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
実務経験に基づき、IT(インフォメーション・テクノロジー)を支える代表的な情報機器を対象として、装置の概要、基本技術、最新の機構・制御技術と今後の展望を学ぶ。具体的には、磁気ディスク装置における磁気ヘッドのナノメートル浮上・位置決め機構、光ディスク装置の光点追従機構と制御、ATMの機構と制御、映像情報システムとして車載機器や家電機器向けの映像技術、プリンタにおける画像記録と各種プリンタ機構、画像を越えた最先端のプリンティング技術として3Dプリンタとプリンテッドエレクトロニクス技術を学ぶ。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の専門教育科目・選択科目として位置づけられていることから、この科目での学習を通じて、学生が各種情報機器に対する認識を深めるとともに、装置の機構・制御技術に対する基礎的な知識を習得し、学位授与の方針で示す問題解決力、知識獲得力、創造力、専門性を修得することを目的とする。
到達目標
情報機器の動作原理・機構・制御技術を理解し、今後の展開・展望とアイデアを、将来の情報機器としてまとめられるようになること。
授業計画と内容
第1回(木村、有坂、吉田、入江、三矢)
情報機器の概要と講義の進め方
磁気ディスク装置(1):記録技術概論、HDD研究開発に学ぶ先端技術研究の勘所
第2回(有坂)
磁気ディスク装置(2):ヘッド位置決め機構、浮上技術
第3回(木村)
光ディスク装置(1):光点位置決めシステム
第4回(木村)
光ディスク装置(2):対物レンズ駆動機構技術
第5回(吉田)
ATM(1):現金自動取引装置とその構成、紙幣の特徴、紙幣還流機構と紙幣の処理方法
第6回(吉田)
ATM(2):紙幣の繰り出し、搬送、集積技術
第7回(吉田)
ATM(3):通帳プリンタ、カードリーダ、ジャーナルプリンタの動作と基本技術、および仮想通貨
第8回(入江)
映像情報システム(1):生活をとりまく映像情報機器と原理
第9回(入江)
映像情報システム(2):カメラ、画像処理、画像認識の基礎
第10回(入江)
映像情報システム(3):車載システム応用と最新技術動向
第11回(三矢)
プリンタ(1):画像記録の基礎、プリンタの種類と概要
第12回(三矢)
プリンタ(2):各種プリンタの作像原理とその基本技術
第13回(三矢)
プリンタ(3):プリンタの製品要素技術事例、最新の技術動向と今後の展望
第14回(三矢)
プリンタ(4):3Dプリンタとプリンテッドエレクトロニクス技術
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業計画の内容に沿った予習と復習を行い、講義内容ごとに出されるレポート課題に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 講義内容ごとの課題レポートと全体の講義を通した総合課題レポートによる達成度を評価する。 |
平常点 | 20 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中にmanabaのアンケート機能を使用する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
情報機器について、企業の研究や開発部門で研究や開発に携わる。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業の研究開発部門での経験を踏まえ、各種情報機器の装置の概要、基本技術、最新の機構・制御技術と今後の展望について講義する。
テキスト・参考文献等
テキストは講師作成資料を適宜配布。参考文献などは講義ごとに適宜紹介。