シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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電気工学 | 2024 | 前期 | 金4 | 理工学部 | 新妻 実保子 | ニイツマ ミホコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-EL2-4A21
履修条件・関連科目等
高校の物理をよく復習しておくこと。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在様々な機械的装置は電気電子部品と機械要素が統合されて実現されている。そのため,精密機械工学を修得する上で電気工学の知識は基礎的学問として位置付けられる。この科目では,電気工学の基本的かつ有用なテーマとして主に,直流回路,電流と磁気,静電気,交流回路,過渡現象について学ぶ。
科目目的
現在様々な機械的装置は電気電子部品と機械要素が統合されて実現されている。そのため,精密機械工学を修得する上で電気工学の知識は基礎的学問として位置付けられる。この科目では,電気工学の基本的かつ有用なテーマとして主に,直流回路,電流と磁気,静電気,交流回路,過渡現象について学ぶ。
到達目標
以下について達成することを目標とする。
1. 直流回路における電圧,電流,抵抗の基本を理解し,キルヒホッフの法則を用いて基本的な直流回路について回路方程式を立て,解くことができること。
2. 静電現象について理解し,キャパシタの性質について理解できること。
3. 電流と磁気の相関についての基本特性,電磁誘導作用の原理を理解し,説明できること。
4. 交流回路におけるキャパシタ,インダクタの特性を理解し,説明できること。
5. 過渡現象について理解し,簡単な直流回路の過渡特性について説明できること。
授業計画と内容
第1回 静電現象,電荷と力・クーロンの法則
第2回 静電界とガウスの法則
第3回 直流回路(1)電流,電圧,抵抗,オームの法則,直流回路の計算(キルヒホッフの法則など基本的な解法について)
第4回 直流回路(2)抵抗の性質,電力とジュール熱
第5回 静電容量
第6回 電流と磁気(1)磁気現象,磁界,電流の磁気作用
第7回 電流と磁気(2)磁界中の電力に働く力
第8回 電流と磁気(3)電磁誘導作用
第9回 中間のまとめ(直流回路の計算演習,電流と磁気,静電気に関するまとめ)
第10回 交流回路(1)正弦波交流の性質,正弦波交流のベクトル表示
第11回 交流回路(2)抵抗,インダクタ,キャパシタを有する回路,直列回路,並列回路
第12回 交流回路(3)交流電力,フェーザ表示
第13回 過渡現象
第14回 電気計測
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:テキストに沿って講義を進めるため,該当する範囲を読み,例題を解くなどしてから授業に参加すること
復習:テキストの演習問題,配布資料の例題,演習問題にて復習すること。manabaでのアンケートで進捗を確認すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 100満点の試験を80%の割合で成績評価に用いる。評価基準は「成績評価の方法・基準」を参照のこと。 |
レポート | 20 | 講義中の課題及び演習課題の得点を成績評価20%として換算する。評価基準は「成績評価の方法・基準」を参照のこと。 |
成績評価の方法・基準(備考)
学期末試験の成績80%と講義中の課題及びレポート20%として,到達目標の達成度を判定し,成績を評価する。60%以上の達成度をもって合格とする。達成度の評価基準を以下に示す。
達成目標:
1. 直流回路における電圧,電流,抵抗の基本を理解し,キルヒホッフの法則を用いて基本的な直流回路について回路方程式を立て,解くことができるか。
2. 静電現象について理解し,キャパシタの性質について理解できるか。
3. 電流と磁気の相関についての基本特性,電磁誘導作用の原理を理解し,説明できるか。
4. 交流回路におけるキャパシタ,インダクタの特性を理解し,説明できるか。
5. 過渡現象について理解し,基本的な直流回路の過渡特性について説明できるか。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
オンラインミーティング時にはWebexを用いる。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・講義資料:講義時及びmanabaにて配布する
・テキスト:高橋寛監修,「図でよくわかる電気基礎」,コロナ社
その他特記事項
参考URL
niitsuma@mech.chuo-u.ac.jp