シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用数学Ⅲ | 2024 | 前期 | 月5 | 理工学部 | 望月 哲史 | モチヅキ サトシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-AN2-4B09
履修条件・関連科目等
高等学校レベルの数学及び物理学を習得している事。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
複素函数は種々の物理・工学的問題を解決する手段として非常に有用である。本講義では、複素数の基礎から入り、物理・工学分野の応用例(振動学、電磁気学、流体力学等)を絡めながら複素函数論について解説する。
科目目的
複素数を変数とする関数の冪級数展開や積分計算を身に付ける事を目標とする
到達目標
複素函数論を道具として自在に使えるようにする事。
授業計画と内容
第1回 複素数(復習)
第2回 Eulerの公式
第3回 様々な複素函数
第4回 応用例(複素函数を用いた強制振動の解法)
第5回 正則函数
第6回 演習(第1回から第5回)
第7回 Cauchy-Riemannの関係式
第8回 応用例(電磁気学、流体力学におけるポテンシャル論への応用)
第9回 Cauchyの積分定理
第10回 特異点、Laurent展開
第11回 留数定理
第12回 演習(第7回から第11回)
第13回 定積分の計算
第14回 演習(第1回から第13回)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
定期的に演習問題を宿題として出しますので、解答する努力をしてきて下さい。毎回次回講義内容に教科書で該当する場所を精読してきて戴きたい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 中間試験は筆記試験またはレポートという形で行いますが進行状況に応じて筆記試験は期末テストのみとなる事もあります |
期末試験(到達度確認) | 30 | 例年期末テストは筆記試験で行ってきましたが場合によっては期末レポートという形を取ります |
レポート | 30 | ゴールデンウィーク前にレポート課題を出題します |
平常点 | 10 | 前に出て発表して貰う事もあります |
成績評価の方法・基準(備考)
成績評価は中間筆記試験、期末筆記試験、レポートの課題を30%として講義中の演習問題を解いてもらう形で平常点を10%で成績を付けます。
(進行状況で、中間試験は行わない事があります。その場合は期末筆記試験の割合が60%となります.。)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
講義内容で解りがたい箇所などあった場合, manabaの個別指導欄に質問などのコメントを戴けましたらそれに応じた返答していきます
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
過去の講義では時々演習問題を講義内で学生さんに解いて貰ってそれに添削を加えていく形式を取っていた
その様な形式を続行したいと思っている。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
学生さんの状況に応じて演習問題を解答して発表して貰う事が可能であれば取り入れていきたいと考えている
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:特に指定しない
参考書:松下 貢著「物理数学」(裳華房、3,000 円)他