シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国語1年スポーツ推薦クラス(春) | 2024 | 春学期 | 水5 | 法学部 | 小田 格 | オダ イタル | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-CH1-001M,JU-CH1-002M,JU-CH1-003M,JU-CH1-004M
履修条件・関連科目等
必修科目であることから,特段前提条件は設けていません。
関連科目は,各中国語科目であり,同時進行で受講する場合は,相互の学習内容を十分活かして欲しいところです。また,法学部には中国関係の科目も設けられているので,本授業にて修得した中国語の運用能力を実際に利用していくことが望まれます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
日本語
授業の概要
本授業は,初級レベルの中国語学習者を対象として,聞く(listening)・読む(reading)・話す(speaking)・書く(writing)という言語の4技能を修得するという観点から,発音・語彙・文法を中心とした基礎的内容を教授します。また併せて,中国語圏の社会の理解に資する情報を紹介し,あるいは中国語という言語の特徴に触れることにより,単なる実用的スキルを超えた地点を目指していければと思います。
科目目的
本科目は,中国語の基本的な文法事項及び基礎的な語彙を修得するとともに,適切な発音及び聴力を涵養することを目的とします。
到達目標
上記の目的の下,次の通り到達すべき目標を設定します。
1.ピンインの適切な理解の下,単語や短文を適切に発音し,かつ,聞き取ることができる
2.基礎的な語句を理解するとともに,漢字・ピンインで書き記すことができる
3.基本的な文法事項を理解し,初歩的な文章を読むことができる
4.修得した語句及び文法事項を駆使し,初歩的な作文及び会話を行うことができる
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 発音(単母音)
第3回 発音(複母音・鼻母音)
第4回 発音(子音)
第5回 発音(児化,声調の変化等)
第6回 人称代詞・指示代詞及びこれに関する語句・会話・作文
第7回 動詞述語文及びこれに関する語句・会話・作文
第8回 形容詞述語文及びこれに関する語句・会話・作文
第9回 名詞述語文及びこれに関する語句・会話・作文
第10回 主述述語文及びこれに関する語句・会話・作文
第11回 諾否疑問文・反復疑問文及びこれに関する語句・会話・作文
第12回 疑問詞疑問文・選択疑問文及びこれに関する語句・会話・作文
第13回 前置詞,副詞,助動詞及びこれに関する語句・会話・作文
第14回 本学期の復習及び総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
大学の学習の基本は自学自習です。本授業では,既述した到達目標を実現すべく,教室での授業時間外においても一定の学習に取り組むことが求められます。具体的には,文法事項や新出単語の確認,発音やリスニングを練習,課題や小テストへの対応などを行うことが必要になるでしょう。したがって,毎週最低でも予習に30分,復習に30分は要することになるはずです。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 基本的な文法事項及び基礎的な語彙を修得し,読解及び作文を行うことができるかどうか評価します。なお,この際に中華人民共和国の規範的な漢字及びピンインを適切に読解・記載することができるかも併せて確認します。 |
平常点 | 40 | 毎回の授業における発言,課題への取組み,小テストの得点などにより評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
Ⅰ.成績評価方法
①平常点(40%),②期末試験(60%)という2つの要素により成績評価を行います。
Ⅱ.成績評価基準
①前提条件:単位の付与には,原則として10回以上の出席を必要とします(遅刻3回につき欠席1回として取扱います)。ただし,やむを得ない事由が認められる場合には,この限りではありません。
②平常点(40%):授業における発言・回答,提示した課題への取組み,小テストの得点などを数値化して採点します。
③期末試験(60%):授業内容の習熟状況を総合的に確認すべく,筆記試験(100点満点)を実施し,これを採点したうえで,0.6を乗ずることにより最終的な得点を算出します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
内容に応じて,授業中又はmanabaのいずれか最適な方法によりフィードバックを行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
ペアによる会話文の朗読や,簡単な中国語会話の練習などを織り交ぜる予定です。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
基本的にICTの利用は予定していませんが,必要に応じてWebexやmanabaを活用することがあります。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
(公財)大学基準協会事務局における認証評価実務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
本授業の目的は上記の通りであり、特定の実務に直結する知識・技能を教授するものではありません。しかし,外国語を修得・使用することにより,活躍の場が広がることはいうまでもなく,授業においては実務上で中国語が活かされた事例などについても取り上げていくことにしていく予定です。
テキスト・参考文献等
Ⅰ.テキスト
丸尾誠・勝川裕子・李軼倫(2023)『初級中国語 この1冊――4技能習得を目指して【改訂版】』金星堂(ISBN978-4-7647-0731-3)
Ⅱ.参考文献等
文法事項についてより理解を深めたい場合は,下記の書籍に当たると良いでしょう。
相原茂・石田知子・戸沼市子(2016)『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』同学社(ISBN/ISSN 9784810203271)
その他特記事項
■授業の工夫■
発音練習をはじめとして,個別指導が必要な場合などには丁寧に対応することとします。
■その他■
質問や要望,相談,悩みなどがある場合には,遠慮なく担当教員に連絡してください。
参考URL
以下の記事は私が前職の頃に執筆したものですが,これに目を通せば,担当教員がどのような専門・経歴の者であるかを確認することができるでしょう。
「私の仕事と研究――大学評価と言語政策」(Chuo Online「人―かお」2018年12月20日)
https://yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/people/20181220.html