シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用数理解析 | 2024 | 前期 | 月3 | 理工学部 | 山村 清隆 | ヤマムラ キヨタカ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-AG4-5C40
履修条件・関連科目等
学部科目「数値解析」を履修していることが望ましいが、履修していない人も理解できるよう、今年度は必要となる数値解析の知識の復習から始めることにする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
数値解析、数理計画法などの「コンピュータ利用を前提とする数理的手法」は、現代科学を支える基盤技術の一つとなっている。この授業では、電気電子情報通信工学の分野における数理的手法について「基礎数学」としてではなく「工学的応用」の観点から講義し、そのための武器となる様々なコンピュータ・シミュレーション技法について講述する。応用例として集積回路設計における回路シミュレーションの原理と実際などについて触れる。また理解を深めるためにLSI設計に関するDVD放映や簡単な演習も行う予定である。
科目目的
電気電子情報通信工学の分野におけるコンピュータ・シミュレーション技法の知識と発想法について理解することを目的とする。
到達目標
応用数理解析を複雑な理論としてではなく、直感的なイメージとして理解することを目標とする。
授業計画と内容
第1回 電気系分野における応用数理解析
第2回 本講義で必要となる数値解析の分野の復習1
第3回 本講義で必要となる数値解析の分野の復習2
第4回 本講義で必要となる数値解析の分野の復習3
第5回 本講義で必要となる数値解析の分野の復習4
第6回 コンピュータによる回路設計
第7回 回路方程式の数値解法
第8回 線形抵抗回路とLU分解・スパース行列処理
第9回 非線形抵抗回路とニュートン法
第10回 回路シミュレーションにおける非収束問題
第11回 過渡解析と常微分方程式の数値解法
第12回 硬い方程式の数値積分法
第13回 演習
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
重要事項をよく理解し、演習問題を解けるようにしておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 評価は期末試験の点数を80%、演習の点数を10%、平常点を10%とし、合計で6割以上の正答を要する。 |
レポート | 10 | 評価は期末試験の点数を80%、演習の点数を10%、平常点を10%とし、合計で6割以上の正答を要する。 |
平常点 | 10 | 評価は期末試験の点数を80%、演習の点数を10%、平常点を10%とし、合計で6割以上の正答を要する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
電気電子情報通信工学の分野におけるコンピュータ・シミュレーション技法の研究に従事
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
応用数理解析について、電気電子情報通信工学への応用を主眼とする講義を行う。
テキスト・参考文献等
プリントを配布する。