シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命科学技術基礎 | 2024 | 前期 | 月5 | 理工学部 | 浅井 智広、上村 慎治、福井 彰雅、箕浦 高子 | アザイ チヒロ、カミムラ シンジ、フクイ アキマサ、ミノウラ タカコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI2-9C11
履修条件・関連科目等
基礎的な生物学、高校レベルの数学、物理実験・化学実験に関する知識があることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
生物は、タンパク質、核酸、脂質といった化学物質から構成され、それらが有機的な繋がりを持って、細胞小器官のような特定の形をした構成単位が作られる。これらが統合したものとして細胞が出来、さらに、多くの細胞が有機的な組織化を経て多細胞からなる生物が成立する。
生命の基本的な理解には細胞を構成するそれらの物質がどのように機能し、生命活動を支えているかについて理解する必要がある。そのためには、生体を構成する物質の構造や性質の変化、生体反応に伴う化学変化を詳細に調べる技術が必要である。本講義では、様々な物理化学的・生化学的技術の基礎について学び、それらがどのように生命科学研究に適用され、どのような情報を得ることができるかについて解説する。
科目目的
生命科学の分野で使われる測定技術の原理とその応用分野についての基礎的知識を習得することを目的とする。
到達目標
1.生命科学の研究で使われる技術の基本原理を理解する
2.生命科学の研究で使用する機器の基本原理を理解する
3.目的に応じた生命科学技術を選択できる
4.測定で得られたデータを適切に処理できる
授業計画と内容
1.平均値・標準偏差と有意差検定法<上村>
2.直線回帰と最小二乗法<上村>
3.遠心分離法<上村>
4.タンパク質解析Ⅰ:サンプル調製と精製(カラムクロマトグラフィー)<箕浦>
5.タンパク質解析Ⅱ:相互作用を利用した解析(免疫沈降)<箕浦>
6.タンパク質解析Ⅲ:電気泳動法および抗体による検出<箕浦>
7.核酸解析技術<福井>
8.ゲノム配列の決定とその意味<福井>
9.光学顕微鏡<上村>
10.電子顕微鏡<上村>
11.紫外・可視・赤外分光学<上村>
12.電子スピン共鳴吸収(EPR)<岩舘>
13.核磁気共鳴吸収(NMR)<岩舘>
14.X線分光学:結晶構造解析法<岩舘>
<**>は担当者名
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本講義の話題は多岐にわたる。しかしその分だけ深く掘り下げた内容を紹介することはできない。したがって各トピックについて自分なりに調べて復習しておく必要がある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 出席を重視しますが、各講義担当者が出す課題に対してのレポートを主な評価の対象とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
適宜紹介する