シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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設計製図通論 | 2024 | 後期 | 水4 | 理工学部 | 中村 太郎 | ナカムラ タロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MM1-4A08
履修条件・関連科目等
1年次以上
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、2年次に習得する精密機械製図の準備段階として、座学と演習を通じて設計製図の基本的な考え方やJIS規格(ISO規格)について学習する。
科目目的
本講義では、国際規格(ISO)及びこれと整合をはかっている日本工業規格(JIS)の項目に準拠した機械設計製図の基礎とその表現方法を修得し、機械図面の情報伝達手段としての利用法について学ぶことを目的とする。
到達目標
JIS(ISO)規格の機械製図の基礎およびその表現方法を理解し、2年次前期「精密機械製図」の履修に必要な基礎学力を修得する。
授業計画と内容
前半60分程度を講義時間とし、後半30分程度を演習課題にあてる。
第1回 機械製図へのアプローチ (機械製図と図面・線と文字)
第2回 投影法 (投影法の種類・三角図法)
第3回 製作図法 (機械図面の決まりごと)
第4回 断面図示法
第5回 省略と特性部の表示
第6回 寸法の表示方法Ⅰ (寸法記入法)
第7回 寸法の表示方法Ⅱ (寸法補助記号)
第8回 到達度確認
第9回 寸法誤差とはめあい (穴、軸の種類・等級、はめあい)
第10回 面の肌・幾何公差 (表面粗さ、幾何公差の種類と記号)
第11回 ネジ (ボルト・ナットの種類)
第12回 軸と軸継ぎ手・軸受 (キー溝・フランジ、軸受の種類)
第13回 歯車 (歯車の基礎)
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎週の課題をきちんと終わらせること。終わらない場合、もう一度手で書いてみることが重要である。復習では、図面の内容を理解するだけでなく、素早く、正確に図面が書けるように訓練すると良い。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 35 | 透視図法や寸法の記入方法等に関する製図の基礎的な手法について身についている。 |
期末試験(到達度確認) | 35 | サイズ交差、幾何公差、ボルトや歯車などの要素系の製図についえtJIS規格に基づいた製図の概要がつかめている。 |
レポート | 30 | すべての講義に関して十分な理解をしているかについてレポートによりチェックする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・達成目標と基準:後の設計製図のために最低限修得するべき以下の項目について達成されていることを望む
JIS規格の役割についての理解
三角法の理解
各種投影法の修得
寸法記述の修得
公差とはめあいの扱い
ネジ・歯車等の機械要素の図示とJIS規格による設計
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業内において、各演習問題の解答を行い、学生同士で検図を行うことで理解を深める。
またmanabaにおいて各演習問題を解答を掲示して、授業時間以外での理解を深める。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業内での演習時間を通じて教員やTAからの指摘箇所を修正していく作業を通じて、アクティブな学修につなげる
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを通じて、課題を提出することで学習支援に役立てる。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・林洋次 「機械製図入門」 (実教出版 3,500円+税)
※上記教科書は2年次前期の専門必修科目「精密機械製図」の教科書でもあり、両科目において必携の教科書である。
その他特記事項
授業における作図演習に製図器具(コンパス、三角定規、直線定規、テンプレート、製図用筆記用具)やA4判1mm目盛方眼紙を使用するので必ず持参すること。
参考URL
nakamura@mech.chuo-u.ac.jp http://www.mech.chuo-u.ac.jp/~nakalab/top.html