シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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卒業研究Ⅱ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学部 | 鈴木 教和 | スズキ ノリカズ | 4年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-ON4-4A92
履修条件・関連科目等
履修要項にある「卒業研究」履修の要件を満たしていること。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
全教員の分担指導により、精密機械工学に関する理論的研究、実験的研究、文献調査あるいは設計・試作などを行い、卒業論文としてまとめる。卒業研究は自ら本格的に研究を行う唯一の科目であり、これまで大学で学んできたことの集大成的科目でもある。研究を通して、計画、実験、開発、解析など種々の能力を高めることも目的としている。
科目目的
研究テーマおよび目標を設定し,これを達成するために必要となる専門知識と技術を習得する.さらに,計画的に問題解決を実現する能力を身に着けるとともに,成果を適切に表現する技術を学ぶ.
到達目標
個別の研究テーマにおける到達目標は指導教員との協議によって設定される。研究内容は「卒業論文」としてまとめ、指導教員に提出しなければならない。また研究内容について卒業論文抄録を作成し、指定期日に口頭発表を行わなければならない。
授業計画と内容
3年次後期の10月に卒業研究ガイダンスが実施され、11月には配属研究室が決定する。個別の研究テーマおよび研究計画は配属研究室において指導教員との協議により設定される。各研究室で共通するのは、「卒業研究」として設定されたテーマについて学生自らが研究し、その成果を論文としてまとめ、発表することである。論文提出期限は1月末、口頭発表は2月下旬を予定しているが、改めて指示する。最終成果を得るまでの課題設定、問題意識、企画(取組み方とその計画)、調査、準備、実験、解析、討論、評価、まとめ、論文作成、発表の各過程すべてに総合的かつ自主的に取り組むことによる学生自身の経験と学力向上も重要である。
生産工学の分野をリードするデジタル技術を活用した先進的な研究に取り組む.主に,切削加工や砥粒加工,およびこれを実現する工作機械技術を対象とする.加工現象や機械システムの動的挙動を数式を用いてモデル化し,数値解法を駆使したシミュレーション技術やこれを活用する応用研究などに取り組む.加えて,実際の工作機械と各種センサを用いて加工実験を行い,計測装置を用いた分析を通じて自ら実験的に検証する.必要に応じて,実験検証に用いる機械装置を設計・制作する.研究には年間を通して意欲的に取り組み,常に大学において指導教員との連絡を密にして計画的に進めなければならない.また,実験に取り組む場合は指導教員の指示のもとで,安全確保を最優先として最大限の注意を払わなければならない.
毎回の授業内容は以下の通りです.
第1回 ガイダンス(卒業研究IIのイントロダクション)
第2回 ソフトウェア演習応用編
第3回 研究テーマ設定
第4回 教員による論文紹介(基礎編)
第5回 教員による論文紹介(応用編)
第6回 ゼミによる発表・討論①
第7回 ゼミによる発表・討論②
第8回 研究進捗発表
第9回 研究進捗に対する質疑応答
第10回 研究指導①
第11回 研究指導②
第12回 研究発表の準備
第13回 研究進捗発表
第14回 研究発表に対する質疑応答・総括
※日程は研究室学生と調整して決め,各回2コマの研究指導をする.進捗により変更の可能性もある.
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
Ⅰと同様、AI(アクションアイテム)に基づく。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・卒業論文、または卒業研究の作成等に対して専門分野に関する必要な論文作成、研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 備考欄に示す基準による. |
成績評価の方法・基準(備考)
95点:ゼミにほぼ毎回出席し、研究活動の内容や成果発表を質・量共に高水準に行っている。ゼミ以外学科主催の講習会等も含むにも自主的・積極的に研究に取り組んでいる。卒業論文では、高い記述力や論理力を基盤として、研究の背景・目的・ 手段・特徴・評価考察等を高い水準で記している。発表では自らの研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しくかつ効果的に発表し、質疑応答も的確に行っている。全体を通じて卓越した研究活動であり、他の学生の模範となり得る。
85点:ゼミの欠席は限定的であり、研究活動の内容や成果発表を指導教授の指示以上の水準で行っている。ゼミ以外にもある程度自主的・積極的に研究に取り組んでいるが、他の学生の模範となるほどではない。卒業論文では、正しい記述力や論理力を基盤として、研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等について自らの考えを整然と述べている。発表では自らの研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しく発表し、質疑応答も的確に行っている。全体を通じて良好な研究活動であり、卓越とはいえないものの、他の学生に対してこの程度は行ってほしいという基準になり得る。
75点:ゼミに概ね出席し、研究活動の内容や成果発表を指導教授の指示と同等かそれ以上の水準で行っている。ゼミ以外の研究は自主性が見られるが、指示内容を大きく超えるものではない。卒業論文では、研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しく述べ、かつ、自らの考えを論理的に記している。発表では自らの研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しく述べ、質疑応答も概ね的確に行っている。
65点:ゼミに概ね出席し、研究活動の内容や成果発表を質・量共に指導教授の指示を概ね守って行っている。また、ゼミ以外の研究を指示された程度に行っている。卒業論文では、必要最小限の研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等に ついて通常の記述力・論理力で記している。発表では自らの研究背景・目的・手段・特徴・評価考察等を一通り述べているが、それほど明確・論理的ではなく、かつ、質疑応答への対応も若干的確さに欠ける。全体を通じて、指示された範囲を超えない研究活動であり、他の学生への開示はすべきではない。
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不合格:ゼミへ欠席が多く、欠席理由も判然としない。ゼミでの調査・発表やゼミ以外での研究活動では指導教授の指示を守れず、結果として他の学生に悪影響を与えかねない。卒業論文では、求められている内容の量 研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等 と質を満たせず、発表や質疑応答では的確さに大いに欠ける。全体を通じて低調あるいは誤りが多い研究活動である。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
平時のゼミや個別の研究ミーティングにおいて十分なディスカッションを実施したうえで,適宜フィードバックする.
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
原則,パソコン端末等を利用して自主学習支援を実施する.
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2000年4月~2002年10月,株式会社 日立製作所 生産技術研究所勤務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
産業界における実用化の観点から,提案技術を包括的に分析し,研究計画を指導する.
テキスト・参考文献等
ゼミなどで指示する。
その他特記事項
参考URL
http://www.mech.chuo-u.ac.jp/