シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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卒業研究Ⅱ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学部 | 米津 明生 | ヨネヅ アキオ | 4年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-ON4-4A92
履修条件・関連科目等
履修要項にある「卒業研究」履修の要件を満たしていること。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
全教員の分担指導により、精密機械工学に関する理論的研究、実験的研究、文献調査あるいは設計・試作などを行い、卒業論文としてまとめる。卒業研究は自ら本格的に研究を行う唯一の科目であり、これまで大学で学んできたことの集大成的科目でもある。研究を通して、計画、実験、開発、解析など種々の能力を高めることも目的としている。
卒業研究の主な内容は,マイクロ・ナノ材料の強度物性に関する研究である.具体的には,微小なマイクロメートル以下の材料に特化し、その変形や破壊といった極限的な力学現象と、それに関連した物理化学の特性を予測する普遍的法則を探求(合理的にモデル化)し、様々な分野で必要となる安心・安全な材料システムの構築を目指している研究領域である。すなわち,材料科学と材料強度学の両側面から、壊れにくい新たな多機能材料の創製やその特性評価に関する研究を行っており、最近では以下のような研究活動を中心に実施している.http://mater.mech.chuo-u.ac.jp/achivement/index.html
科目目的
ナノスケールの現象からマクロな強度設計法が行える応用力を材料強度学の観点から養成することも目的としています.
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/science/guide/policy/
精密機械工学科の養成する人材像:ナノスケールからマクロスケールまでの現象の分析や計測・制御から、システム全体の設計までを通じて、国際人としての幅広い視野、物事への強い目的意識、そして論理的な主張方法を身につけた、先端技術の開拓に貢献できる人材を養成します。
到達目標
既に履修した卒業研究Iに引き続き,個別の研究テーマにおける到達目標は指導教員との協議によって設定される。研究内容は「卒業論文」としてまとめ、指導教員に提出しなければならない。また研究内容について卒業論文抄録を作成し、指定期日に口頭発表を行わなければならない。
授業計画と内容
3年次後期の10月に卒業研究ガイダンスが実施され、11月には配属研究室が決定する。個別の研究テーマおよび研究計画は配属研究室において指導教員との協議により設定される。各研究室で共通するのは、「卒業研究」として設定されたテーマについて学生自らが研究し、その成果を論文としてまとめ、発表することである。論文提出期限や口頭発表の日程は、改めて指示する。最終成果を得るまでの課題設定、問題意識、企画(取組み方とその計画)、調査、準備、実験、解析、討論、評価、まとめ、論文作成、発表の各過程すべてに総合的かつ自主的に取り組むことによる学生自身の経験と学力向上も重要である。
研究には年間を通して意欲的に取り組み、常に大学において指導教員との連絡を密にして計画的に研究を進めなければならない。また実験等に取り組む場合は指導教員の指示のもとで行い、安全確保を最優先として最大限の注意を払わなければならない。
1 イントロダクション、卒業研究Ⅱについて
2 プレゼンテーション技法
3 研究テーマ設定
4 教員による説明や論文紹介(応用編)
5 教員による説明や論文紹介(発展編)
6 ゼミによる発表・討論①
7 ゼミによる発表・討論②
8 研究進捗発表
9 研究進捗に対する質疑応答
10 研究指導①
11 研究指導②
12 研究発表の準備
13 研究発表
14 研究発表に対する質疑応答、まとめ
※日程は研究室学生と調整して決め、各回2コマの研究指導をする。進捗により変更の可能性もある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各指導教員が指示する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・卒業論文、または卒業研究の作成等に対して専門分野に関する必要な論文作成、研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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その他 | 100 | 以下に示す基準で評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
95点:ゼミにほぼ毎回出席し、研究活動の内容や成果発表を質・量共に高水準に行っている。ゼミ以外学科主催の講習会等も含むにも自主的・積極的に研究に取り組んでいる。卒業論文では、高い記述力や論理力を基盤として、研究の背景・目的・ 手段・特徴・評価考察等を高い水準で記している。発表では自らの研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しくかつ効果的に発表し、質疑応答も的確に行っている。全体を通じて卓越した研究活動であり、他の学生の模範となり得る。
85点:ゼミの欠席は限定的であり、研究活動の内容や成果発表を指導教授の指示以上の水準で行っている。ゼミ以外にもある程度自主的・積極的に研究に取り組んでいるが、他の学生の模範となるほどではない。卒業論文では、正しい記述力や論理力を基盤として、研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等について自らの考えを整然と述べている。発表では自らの研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しく発表し、質疑応答も的確に行っている。全体を通じて良好な研究活動であり、卓越とはいえないものの、他の学生に対してこの程度は行ってほしいという基準になり得る。
75点:ゼミに概ね出席し、研究活動の内容や成果発表を指導教授の指示と同等かそれ以上の水準で行っている。ゼミ以外の研究は自主性が見られるが、指示内容を大きく超えるものではない。卒業論文では、研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しく述べ、かつ、自らの考えを論理的に記している。発表では自らの研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等を正しく述べ、質疑応答も概ね的確に行っている。
65点:ゼミに概ね出席し、研究活動の内容や成果発表を質・量共に指導教授の指示を概ね守って行っている。また、ゼミ以外の研究を指示された程度に行っている。卒業論文では、必要最小限の研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等に ついて通常の記述力・論理力で記している。発表では自らの研究背景・目的・手段・特徴・評価考察等を一通り述べているが、それほど明確・論理的ではなく、かつ、質疑応答への対応も若干的確さに欠ける。全体を通じて、指示された範囲を超えない研究活動であり、他の学生への開示はすべきではない。
不合格:ゼミへ欠席が多く、欠席理由も判然としない。ゼミでの調査・発表やゼミ以外での研究活動では指導教授の指示を守れず、結果として他の学生に悪影響を与えかねない。卒業論文では、求められている内容の量 研究の背景・目的・手段・特徴・評価考察等 と質を満たせず、発表や質疑応答では的確さに大いに欠ける。全体を通じて低調あるいは誤りが多い研究活動である。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
各指導教員が指示する。
その他特記事項
参考URL
http://www.mech.chuo-u.ac.jp/