シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
情報通信伝送 | 2024 | 後期 | 火3 | 理工学部 | 久保田 彰 | クボタ アキラ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-EL3-5C26
履修条件・関連科目等
解析概論および確率統計の基礎を理解していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
信号を伝送するためには、送信側で伝送路に適した信号に変換(変調)し、受信側で元の信号に再変換(復調)する方式が必要です。そのためのアナログおよびディジタルの各種変復調方式について解説します。また、雑音特性の解析や最適受信方式についても基本原理を解説します。
科目目的
この科目は、情報通信技術の基本的知識を習得するための専門選択科目として位置付けられています。信号を伝送するためには、送信側で伝送路に適した信号に変換(変調)し、受信側で元の信号に再変換(復調)することが必要です。そのためのアナログおよびディジタルの各種変復調方式、それらの雑音耐性、最適受信方式について基本的かつ重要な手法を身につけることを目的としています。
到達目標
通信・伝送に適した信号の変復調方式、それらの雑音耐性および最適受信方式について、それらの利点や欠点を含めて、他者に説明できるようになることを到達目標とします。
授業計画と内容
(1)信号の周波数解析(フーリエ解析の概要)
(2)両側波帯変調
(3)同期検波と検波利得(狭帯域雑音の影響)
(4)通常の振幅変調
(5)包絡線検波とその検波利得(狭帯域雑音の影響)
(6)周波数変調
(7)狭帯域雑音の電力スペクトル密度
(8)検波利得(狭帯域雑音の影響)
(9)パルス変調
(10)振幅シフトキーイング
(11)狭帯域雑音の確率密度関数と符号誤り率
(12)位相シフトキーイング
(13)直角位相振幅変調
(14)パルス波形の最適フィルタ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 100 | アナログおよびディジタルの各種変復調方式,それらの雑音耐性,最適受信方式についての基本的手法が理解できているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:指定なし。適宜,資料を配布する。
参考文献:
相河 聡 (著),「情報通信工学」,森北出版,2022年
福田 明(著)「基礎通信工学」,森北出版,2007年
滑川敏彦 (著)、奥井 重彦 (著), 「通信方式 」,森北出版,第2版,2012年
外山昇(監訳),「ラシィ詳説 ディジタル・アナログ通信システム 基礎編および応用編」,丸善,2005年
鈴木博(著)「ディジタル通信の基礎」,数理工学社,2012年