シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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分子機能化学 | 2024 | 後期 | 水3 | 理工学部 | 張 浩徹 | チャン ホチョル | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-AC3-6C05
履修条件・関連科目等
大学院科目「分子機能化学特論」との合併科目。
基礎無機化学、基礎有機化学、基礎物理化学を履修し理解していることが望ましい
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義ではまず分子機能とは何を指すかを学び、これまでに行われてきた歴史的経緯を含む研究について学ぶ。また様々な分子機能を分類し、機能発現の基礎となる構造及びその構築方法と形成される構造体について低次元系から高次元系の順に学ぶ。また分子間相互作用の分類、理論及び実例を具体的に学ぶ。最後にこれらの相互作用をもとに構築される分子集合体の電子機能と空間機能について解説する。
科目目的
応用化学科で学んだ基礎物理化学、基礎有機化学、及び基礎無機化学の知識を基に原子や分子から機能性構造や機能的性質をくみ上げる化学を学ぶ。特に超分子の概念を学び多様な分子間相互作用により構築される高次元構造とその機能について学ぶ。
到達目標
生体を含む様々な機能性材料の基本は分子である。分子はそれ自身を多様な化学的修飾により機能化することが可能であるのに加え、集合体を形成することにより、1,2,3次元構造を形成し機能化する。本講義では、分子機能の基礎的分類からはじまり、分子が形成する高次元構造をその機能と相関付け理解することを目的とする。またこれまでに見出されている天然系及び人工系における電子機能や磁気機能等について理解する。
授業計画と内容
第1回 分子機能の基礎と歴史
第2回 分子が作る結晶ー結晶学の基礎
第3回 分子構造の動的性質
第4回 自己組織化と自己集合
第5回 超分子相互作用と超分子構造
第6回 分子間相互作用の分類
第7回 分子間相互作用の理論
第8回 分子間相互作用の実例
第9回 超分子シントンとその役割
第10回 有機超分子化学
第11回 配位結合と超分子金属錯体
第12回 分子が作り出す集合機能(1)ー電子機能
第13回 分子が作り出す集合機能(2)ー空間機能
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
You are asked to work on the problems given in each lecture.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 60点以上で合格とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
基礎物理化学、基礎無機化学、基礎有機化学で用いているテキストを基本とする。参考書は講義の中で適宜指示する。