シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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品質管理 | 2024 | 前期 | 水3 | 理工学部 | 中條 武志 | ナカジョウ タケシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-SS2-7B01
履修条件・関連科目等
確率・統計および線形代数の知識があれば理解できるように講義を進めていく。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1920年代にアメリカのベル研究所で生み出された近代的品質管理は、第二次大戦後我が国に導入されて大きな発展を遂げた。現在、品質管理は顧客の要求に合った製品・サービスを経済的に提供するためのマネジメントの体系として様々な分野で役立っている。この講義では品質管理の基礎となる考え方とその方法、特にプロセス改善の進め方に重点を置く。さらに プロセス改善のための手法、パレート図、ヒストグラム、層別、管理図などのQC七つ道具、親和図法、系統図法やマトリックス図法などの新QC七つ道具、さらには要因と特性の間の関係を効果的・効率的に解析するための実験計画法についても学ぶ。
科目目的
品質管理の基本的な考え方と手法を身につけることを目的とする。
到達目標
自分の問題・課題を見つけ、プロセス改善の進め方やそのための手法を用いて、問題の解決、課題の達成ができるようになることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 品質とは、事業(経営)とは
第2回 管理とは、PDCAサイクル、改善と管理
第3回 プロセス改善の進め方とQC七つ道具(1)-問題の絞り込み
第4回 プロセス改善の進め方とQC七つ道具(2)-現象の把握(1)
第5回 プロセス改善の進め方とQC七つ道具(3)-現象の把握(2)
第6回 プロセス改善の進め方とQC七つ道具(4)-仮説の設定と検証、対策の立案・実施と効果の確認
第7回 統計的検定・推定の復習
第8回 実験計画法(1)-1元配置実験
第9回 実験計画法(2)-2元配置実験
第10回 実験計画法(3)-多元配置実験
第11回 実験計画法(4)-直交配列実験(2水準、交互作用なし)
第12回 実験計画法(5)-直交配列実験(2水準、交互作用あり)
第13回 実験計画法(6)-直交配列実験(3水準、多水準、擬水準)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業外に各自で取り組むレポート課題を原則として毎回出す。具体的な課題に自分なりに取り組むことで理解を深めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎回レポート課題を課す。提出されたレポート課題の合計点で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:プリントを配付する。
参考文献:久米均 「品質管理」(岩波書店、2,000円)
谷津 進他著「品質管理」(朝倉書店 4,095円)
石川馨 「品質管理入門」(日科技連出版社, 4,830円)