シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 法解釈演習 B | 2026 | 秋学期 | 月1 | 法学部 | 松本 浩司 | マツモト コウジ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-002S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日常生活で思い浮かぶ考えを、「法的に」表現してみることで、法律の読み方・解釈になれることを目標とする。次年度の専門科目の習得に、違和感なく入っていけるようにするために、生活のアイデアと、法的表現とのあいだのギャップをうめてゆく。「法学入門」の内容を振り返りつつ、専門科目への橋渡しをする。
まず、法解釈の全体像にふれたうえで、その特質にふみこむ。第一に、憲法判例の検討を通して、異なる立場のひとに対して説得力を持つように、法律を解釈することの重要性を考える。第二に、これを踏まえて、民事法と刑事法の、対照的な解釈方法を検討する。
科目目的
日常生活における考えと、法的論理・表現とのギャップにふれて、そのすき間をうめる。法的思考の特質にふれ、専門科目の学習に違和感なく入って行けるようにする。
第一に、法律がどのようにできているのかを学ぶ。紛争から、それを解決するルールを作ってもらい、実際の法律と比較することで、法律の作られ方・読み方にふれる。
第二に、一度法律をつくっても、予期せぬ、新しい紛争が生じてくることに注目する。法律を、つねに新たな紛争に対応させてゆくことが必要になる。この視点から、法解釈のさまざまな方法-文言解釈、拡張・縮小解釈、準用、反制定法的解釈など―を整理する。
第三に、法解釈の特質にふれる。科学的に結論がでない事柄や、人それぞれ意見が異なる事柄についても、裁判所は、線引きをして結論をだす必要がある。このとき、異なる価値観の人にも説得力をもつように、法律を解釈することが重要となる。そのプロセスに、法解釈の特質-法的論理-があらわれる。憲法判例を素材に、その特質にふれる。
これを踏まえて、法解釈のさまざまな方法を検討する。刑事法と民事法とでは、その方法がおおきく異なる。類推解釈が許されるかという問題を通じて、両者の違いを考える。
到達目標
第一に、法律のできかたを学び、法解釈の全体像と特質をつかむこと。
第二に、法解釈のさまざまな方法-文言解釈、拡張・縮小解釈、類推解釈など―を整理すること。
第三に、日常生活における自分の考えを、法的に表現できるようになること。
第四に、法解釈の特質にふれ、専門科目の習得に違和感なく入っていけるようになること。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション・法解釈総論(1)
第2回 法解釈総論(2)本演習の計画
第3回 条文のでき方と読み方:法律要件と法律効果、条文の配列と構成:体系
第4回 法解釈の必要性:文言解釈、拡張・縮小解釈、類推解釈など
第5回 憲法判例にみる法解釈の特質 憲法判例(1)青少年保護育成条例事件
第6回 憲法判例(2)芸術作品と発表とわいせつ物の頒布
第7回 憲法起案の練習
第8回 刑事法と民事法の違い、刑法:罪刑法定主義と類推解釈の禁止
第9回 刑法判例 電気窃盗、その他の判例
第10回 刑法起案の練習
第11回 民法:類推解釈・準用の許容、反制定法的解釈
第12回 民法判例 不動産取引と、公信力の補充
第13回 民法起案の練習
第14回 本演習のまとめ:法解釈の特質-専門科目の習得にむけて
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 毎回の課題の取り組み状況 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
森光『法学部生のための法解釈学教室』(中央経済社、2003年)(ISBN:978-4-502-45601-5)
このほか、必要となるテキストや参考文献については、授業中に適宜紹介します。