シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済性工学 | 2024 | 前期 | 金1 | 理工学部 | 生田目 崇 | ナマタメ タカシ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MN3-7B11
履修条件・関連科目等
「企業データ分析」(旧・経営システム分析)を履修しているか,会計の基礎的な知識があることが望ましい.
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
企業経営ではビジネスの推進において様々な視点からの検討が必要である.本授業では経営の意思決定にとって最重要な項目の一つである投資意思決定についての諸手法について講義する.特に企業における設備投資に関する経済性評価の方法論について体系的に学ぶ.数理的には初等的な範囲ではあるが,意思決定における様々な分析の視点の状況や制約に応じた適切な手法を理解できるように講義を進める.
科目目的
企業における設備投資の経済性評価について体系的に学ぶ.管理会計や金融工学との関連についての知識も修得する.
到達目標
ビジネスの様々な場面で考慮すべき経済性評価の考え方について理解する.特に比較の基本原則,設備投資分析の手法,代替案からの選択問題について取り上げ,適切に評価できる能力を身につけることを目標とする.具体的には以下の通り
・複数の代替案の経済性評価ができるようになる
・失敗のコストおよび改善の効果について正しく算定できる.
・長期にわたって発生する費用と収益を正しく計算できる.
・投資のパターンに合わせた適切な評価方法を選択できる
授業計画と内容
第1回 経済性評価のための比較の原則
第2回 コストの分析
第3回 優劣分岐点分析と利益図表
第4回 失敗のコストの評価
第5回 資金の時間的価値
第6回 時間換算公式1(現価係数,終価係数,年金終価係数)
第7回 時間換算公式2(減債基金係数,年金現価係数,資本回収係数)
第8回 投資利益率および回収期間
第9回 時間換算公式の発展型
第10回 意思決定の3つのタイプ
第11回 タイプ別の選択問題
第12回 設備投資案の評価
第13回 無資格案と追加効率
第14回 混合案の評価
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
大学の初等数学については受講前に復習しておくこと.講義中に行った演習問題について復習すること.テキストの練習問題については各自解けるようになること.次回の授業内容について予告をするので,テキストの当該範囲について予習すること.資料についてはmanabaにアップロードする.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 期間内の内容について網羅的に出題するので,適切な解答が作成できること. |
平常点 | 20 | 講義に積極的に参加し,講義時間内の確認問題について正しく解答できること. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
表計算ソフトなどによる計算手法の紹介
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:千住鎮雄・伏見多美雄・藤田精一・山口俊和著「経済性分析[改訂版]」(日本規格協会)
参考文献:千住鎮雄・伏見多美雄著「新版 経済性工学の基礎―意思決定のための経済性分析」(日本能率協会マネジメントセンター)