シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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品質環境マネジメント | 2024 | 前期 | 月2 | 理工学部 | 中條 武志 | ナカジョウ タケシ | 3年次配当 | 2 |
履修条件・関連科目等
2年次の「品質管理」を履修していること。「統計学」「データ解析」を履修し、統計学の考え方・手法についての素養をもっていること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
総合的品質管理(TQM)は顧客の要求にあった製品・サービスを経済的に提供するためのマネ-ジメントの体系であるが、生産・流通・情報システムの発展にともなって、品質の問題は単に売手と買手のみの問題ではなく、環境問題、一般社会の安全問題にまで広く関連を持つ総合的なマネ-ジメントの体系に拡大してきている。この講義ではTQMの歴史的発展を踏まえてその基礎、現状と将来への展望について述べる。
科目目的
品質環境マネジメントの体系、活動要素、関連する支援ツールを理解することを目的とする。
到達目標
マネ-ジメントとは何かを理解すること、品質改善の考え方を身につけること、さらに自分自身の問題に対してこれらの概念・方法論を適用し、実践できることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 総合的品質管理(TQM)とは何か、TQMの原則(1)-マーケットイン、プロセス重視、標準化
第2回 TQMの原則(2)-PDCA、再発防止、未然防止、潜在トラブルの顕在化
第3回 TQMの原則(3)-重点志向、事実に基づく管理、全員参加、人間性尊重
第4回 TQMの活動要素(1)-方針管理
第5回 TQMの活動要素(2)-小集団改善活動
第6回 TQMの活動要素(3)-品質管理教育
第7回 TQMの活動要素(4)-標準化
第8回 TQMの活動要素(5)-日常管理
第9回 TQMの活動要素(6)-プロセス保証
第10回 TQMの活動要素(7)-新製品・新サービス開発管理
第11回 TQMの手法(1)-QC七つ道具、新QC七つ道具
第12回 TQMの手法(2)-統計的方法、信頼性技法、標準化技法
第13回 マネジメントシステム認証制度と品質賞
第14回 環境マネジメントと安全マネジメント
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業外に各自で取り組むレポート課題を毎回出す。具体的な課題に自分なりに取り組むことで理解を深めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎回レポート課題を課す。提出されたレポート課題の合計点で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:中條武志・山田秀編著・(社)日本品質管理学会標準化委員会編「マネジメントシステムの審査・診断に携わる人のためのTQMの基本」(日科技連出版社 3,570円)
参考文献:講義中に適宜紹介する。