シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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数理情報学3 | 2024 | 後期 | 火2 | 理工学部 | 森口 昌樹 | モリグチ マサキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG3-8C33
履修条件・関連科目等
「数理情報学1」、「数理情報学2」、「応用数学」、「ネットワークアルゴリズム」の履修が望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
曲面の離散的表現である三角形分割とそれに関連する基礎概念について学習する。また、三角形分割を処理する代表的な手法を、コンピュータグラフィックスにおける応用とともに解説する。特に、組合せ的な処理法を中心に取り扱う。
科目目的
曲面上の埋め込みグラフや三角形分割の組合せ的な性質および処理法を学習し、形状情報をコンピュータ上で処理するための基礎技術を獲得する。
到達目標
曲面上の埋め込みグラフの基礎的な組合せ的性質、曲面の基礎的な位相的性質を理解する。離散的に表現された形状(三角形分割や四角形分割)の処理法を習得し、その応用例を理解する。
授業計画と内容
第1回 曲面と埋め込みグラフ、三角形分割
第2回 オイラー・ポアンカレの公式
第3回 曲面の分類
第4回 曲線・曲面のパラメトリック表現
第5回 曲線・曲面の陰関数表現
第6回 双対グラフ
第7回 メッシュ簡略化
第8回 幾何学的実現
第9回 メッシュ上のマッチング
第10回 四角形分割
第11回 曲面上の曲線
第12回 メッシュの切断
第13回 メッシュの平面パラメータ化
第14回 まとめ(形状の離散的表現と処理法)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
演習課題で解けなかった部分は、授業内容を復習し解決しておくこと。レポート課題は期日までに作成し、必ず提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 曲面の埋め込みグラフの基礎概念を理解し、オイラー・ポアンカレの公式を用いて組合せ的な性質を導出できることを評価する。様々な曲線・曲面表現法の特徴を理解してその応用を説明できること、位相同型性により曲面を分類できることを評価する。三角形分割や四角形分割などを処理する代表的なアルゴリズムを理解し、説明できることを評価する。 |
平常点 | 30 | 演習課題やレポートなどを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
資料を配布する。