シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習2 C | 2025 | 秋学期 | 火1 | 法学部 | 古賀 光生 | コガ ミツオ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-004S
履修条件・関連科目等
春学期の導入演習1(古賀担当クラス)を履修済みの学生を想定して演習を運用します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
導入演習は、大学での学びの基礎をつくるための演習です。
古賀担当のクラスでは、「読む・書く・話す・聞く」の四要素を満遍なく取り入れて、
それらのすべての要素の基礎をつくるための作業をいたします。
具体的には、
1.読む=文献を講読する。
2.書く=学期末にレポートを書く。
3.話す=グループで討論を行う、各学期に少なくとも一回ずつ全体向けの発表を行う。
4.聞く=討論で相手の話を聞く、他の学生の発表を聞く。
特に後期は、2.に力を入れて、毎回の演習で実習を行います。
科目目的
大学での学びの基礎を固めることを目的とします。
具体的には、論理的に考える能力を養うため、専門的な論文を書くトレーニングをします。
最終的には、小論文(8000字~12000字程度)を書けるようになることを目的とします。
到達目標
到達目標は、大学生に求められる水準のレポート・論文を執筆できるようになることを掲げます。レポートの執筆を通じて、学問的な志向様式を身につけることも目指します。
最終的には、執筆済みのレポートで判定します。
授業計画と内容
下記の計画に従って授業を進めますが、参加者の意向を反映して一部変更することもあります。
秋学期は、前期の学習を踏まえつつ、各自の関心を掘り下げて論文を書くことを目指します。
そのために、戸田山和久『論文の教室』をテキストとして、実践的に作業を深めます。
01.夏休みの課題の振り返りと今後の予定についての説明
02.個人発表その1:(夏休みに考えた)関心領域を発表する(全員)
03.資料を探すその1:図書館を活用する
04.資料を探すその2:データベースの使い方
05.論文の構造その1:「問い」と「主張」を考える
06.個人発表その2:自身の「問い」を説明する
07.個人発表その3:自身の「主張」を発表する
08.論文の構造その2:アウトラインを作成する
09.論文の構造その3:論証について考える
10.個人発表その4:アウトラインを発表する(第一グループ)
11.個人発表その5:アウトラインを発表する(第二グループ)
12.個人発表その6:アウトラインを発表する(第三グループ)
13.個人発表その7:アウトラインを発表する(第四グループ)
14.演習のまとめ(論文について)
※ 個人発表その1は、全員が夏休みに準備した話題を発表します。
個人発表その2とその3は、各自で関心を深めた領域の中で、具体的な論点を発表します。
個人発表その3以降は、テキストを参考にしながら作成したアウトラインを発表します。
発表時期については相談の上決定しますが、時期によって完成度が異なることを前提とします。
早い時期に構想を発表する人は、作業手順の初期段階の部分を発表しますので、
御自身の発表が終わった後も、他の方の発表を聞きながら作業を進めてください。
原則としてすべて対面で行います。合理的な配慮が必要な方はご相談ください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業外の学習では、以下の準備をします。詳細は、開講後、逐次指示いたします。
1.資料となる文献を読む。
2.問いを立てる。
3.問いへの回答を考える。
4.論証を試みる。
5.実際に論文を書く。
夏休み中にどの程度作業が進んだかによって、受講生ごとに進行が異なることが予想されます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 学期末にレポートを提出します |
平常点 | 60 | 下記の方法・基準を参考にしてください。 |
成績評価の方法・基準(備考)
提出されたレポートで成績を到達度を測ります。
ただし、演習内での作業を手順取りに進めたうえで期日までに提出すれば、悪い成績にはなりません。演習内での作業はそれ体が平常点として評価の対象となります。そのため、欠席した場合には、自身で演習中の実習に相当する作業を進めてください。
演習に参加して、他の人の発表を聞いたうえで議論に貢献することも評価の対象になります。そのため、欠席が全体演習の3分の1を超えた場合、原則としては単位が認定されません。やむを得ない事情がある場合には早めに相談するように心掛けてください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
講義に際しては、お手元にノートPCなど入力が可能な端末をご用意いただけるようお願いします。
大学で貸し出しもしています。その利用法も説明いたします。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書として、以下を用います。
① 戸田山和久
②『新版 論文の教室』
③ NHK出版、2012年、東京。
④ 新版(旧版と区別してください)
⑥ NHKブックス
⑦ ISBN-10 : 4140911948、ISBN-13 : 978-4140911945
この本以外で活用する資料については、
図書館やデータベースを活用して、受講生がそれぞれ収集します。
その他特記事項
この演習は、春期に開講される導入演習1C(古賀担当クラス)と一体で運営されます。