シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習2 C | 2025 | 秋学期 | 水1 | 法学部 | 森川 智成 | モリカワ トモアキ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-004S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今日、日本においても博物館や美術館に日常的に訪れる人が増えており、2024年11月には東京国立博物館でハローキティ展が開催されるなど、従来は保守的と考えられてきたミュージアムも、新たな取り組みを積極的に展開しています。こうした中で、ミュージアムが文物の収蔵・管理・展示といった従来の機能に加え、影響力のある公的機関として人種差別やジェンダー問題、環境危機や地域紛争などの政治的問題の解決に積極的に関与することを求める「ミュージアム・アクティヴィズム」という視点が、世界的に注目されています。本授業では、日本および世界各地のミュージアムがどのような政治的課題に取り組み、どのように解決を目指しているのかを探ることで、現代社会が直面する政治課題への理解を深め、それを論じる力を養います。
科目目的
この授業では、「ミュージアム・アクティヴィズム」の議論を通じて、現代社会が直面する政治課題とそのアプローチ方法を学ぶことを目的とします。
到達目標
本授業を通じて、学生は次の能力を習得することを目指します。
・文献を精読し、現代社会における政治的課題やミュージアムの役割についての理解を深める。
・テーマを設定し、研究を進める手法についての知識を習得する。
・自身のテーマに基づき文献を収集・分析し、多面的かつ批判的に考察する力を養う。
・ディスカッションや発表を通じて、グループで意見を共有し協働するスキルを磨く。
・論理的で説得力のある構成の論文を作成する方法を身につける。
・以上の活動を通じて、学術的なリテラシーを総合的に向上させる。
授業計画と内容
後期では、リサーチを基にしたグループでのレポート作成方法を、実際の展示の(オンライン展示を含む)レビュー作成を通じて段階的に学びます。また、研究活動における倫理や情報管理に関するディスカッションも取り入れ、リサーチスキルの向上を目指します。
(授業計画)
第1回 イントロダクション:興味のあるトピックの共有
第2回 リサーチ活動における倫理と情報管理に関するディスカッション
第3回 興味に基づいたグループ分け
第4回 文献・資料収集の方法について
第5回 Google ドキュメントを活用したグループ研究ノート作成、リサーチクエッションの設定
第6回 リサーチクエッション作成、アウトライン作り、先行研究レビュー開始
第7回 アブストラクト作成、方法論の検討(先行研究レビューの継続)
第8回 アブストラクトに基づき各グループの展示レビュー概要紹介、先行研究レビューと方法論の補足
第9回 本論の書き方
第10回 本論執筆、アウトライン再確認、グループ内で担当部分の紹介
第11回 本論執筆、議論の展開を再確認、グループ内でディスカッション
第12回 本論執筆、結論の作成、レファレンス確認、ピアレビュー
第13回 本論や結論を完成させ、各グループの研究内容を簡単にプレゼンテーション
第14回 最終稿の仕上げ、体裁の確認
最終稿提出(提出日時は授業内で案内)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | グループで共著のゼミ論(各自の担当箇所を明記) |
平常点 | 60 | 授業やグループ活動への積極的な参加と貢献、ゼミ論での担当部分執筆のための準備と取組み |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中に、履修学生は手持ちのコンピュータ、タブレットのいずれかの機器を使用します。授業開始までに機器とインターネット環境を整えておいてください。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業時に指示するほか、資料を適宜配布します。