シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学1 | 2024 | 後期 | 月3 | 理工学部 | 今堀 慎治 | イマホリ シンジ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG2-8A52
履修条件・関連科目等
微積分、線形代数、微分方程式、グラフ(ネットワーク)理論に関する知識
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
工学、社会科学その他の多くの分野において、学問的なレベルから日常生活にいたるまで、様々なシステムを設計し効率よく運用するためには、数理モデルを使った定量的な把握が必要である。また、現実にある問題点を抽出し、説得力のある解決策を提案するためにも同様のことが言える。そのような考え方と基本的な知識を、複数の基本的なモデルを通して解説する。具体的には、そのような手法を研究するオペレーションズ・リサーチの分野から、以下の授業計画に挙げたテーマを取り扱う。
科目目的
社会的な事象、企業の活動など、複雑なシステムとしてとらえられる対象に対して、それを適切に運営するために必要となる数理的なモデル化の技術、および最適化手法を学ぶ。
到達目標
様々な課題に対して、数理的な考え方をもとにして解を見いだし、理性的な合意形成をするという態度を身につけて欲しい。
授業計画と内容
第1回 数理モデルとオペレーションズ・リサーチ
第2回 ランチェスターモデル(1) 微分方程式で記述される数理モデル
第3回 ランチェスターモデル(2) 微分方程式の求解,図的表現
第4回 流行のモデル(1) 解曲線によるモデルの記述
第5回 流行のモデル(2) 微分方程式の求解、複雑なモデル
第6回 スケジューリング(1) スケジューリングに関する数理モデル
第7回 スケジューリング(2) ネットワークを用いたスケジューリング
第8回 スケジューリング(3) PERTの作成と利用
第9回 スケジューリング(4) 難しいスケジューリング問題
第10回 ゲーム理論(1) 二人零和ゲーム、ミニマックス戦略
第11回 ゲーム理論(2) 非零和ゲーム、均衡解の意味
第12回 ゲーム理論(3) 展開型ゲーム
第13回 数理計画(1) 数理計画モデル
第14回 数理計画(2) 線形計画法入門
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 現実社会の問題を数理モデルとして表現し、数理モデルに対して適切な技法を用いて解を得たうえで、その解を適切に解釈できるかを筆記試験を通して評価する |
平常点 | 40 | 授業中に適宜実施する演習問題や小レポートで評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク/実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じて、manaba、Webexミーティング、Google共有ドライブを用いて双方向型の学び及び自主学習支援を実施する。具体的にはその都度指示する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
講義の際にプリントを配布する。
参考書:
森雅夫、松井知己:オペレーションズ・リサーチ、朝倉書店(2004)
松井泰子、根本俊男、宇野毅明:入門オペレーションズ・リサーチ、東海大学出版会(2008)