シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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画像・映像コンテンツ演習1 | 2024 | 後期 | 金2 | 理工学部 | 牧野 光則 | マキノ ミツノリ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PI2-8C61
履修条件・関連科目等
「Cプログラミング初級演習」、「Cプログラミング中級演習」、「プログラミング上級演習」、「情報総合演習」の単位修得。また、C-compassの継続的利用習慣があることが望ましい。
なお、初回講義時にチームを編成する。このため、年度初めの履修登録状況によっては前期期間中にガイダンスを実施し、履修意思を確認の上、履修許可者を選抜する可能性がある。ガイダンス開催が通知された場合にはガイダンスに参加し、指示された方法で履修意思を明らかにすること。ガイダンスが開催されない場合には、初回授業に必ず出席し、履修意思を明らかにすると共に編成するいずれかのチームに所属すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
4名前後で構成するチーム単位で、与えられた画像・映像コンテンツ作成課題に対して基礎実習、仕様作成、プログラム等構築、実行・評価、プレゼンテーション、レポート作成の過程を経るプロジェクトを推進する、課題解決型の学習を主体とする科目である。
プロジェクトテーマ:立体視用バーチャルシティ
電子地図データを適切に処理して、後楽園キャンパス周辺の都市空間をPC画面およびVR機器上で再現し、ウォークスルー、フライスルーを可能とするコンテンツを作成する。制作したコンテンツは第14回授業時に卒業生を含む社会人等に評価を受ける。
科目目的
情報工学科学生に求められる8つのコンピテンシー(行動特性)である、コミュニケーション力、問題解決力(デザイン)、知識獲得力、組織的行動能力、創造力、自己実現力、多様性創発力、専門性を、画像・映像系コンテンツを作成する半年にわたるチームプロジェクトによって獲得する。特に、チームで作業をする、コンテンツ作成の段取りを学ぶ上でのコンピテンシー向上を重視する。
到達目標
・コミュニケーション力:相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで円滑なコミュニケーションを図っている。
・問題解決力:自ら発見した課題、もしくは与えられた課題を正しく理解している。
・知識獲得力:一通り情報収集し、新しい知識やノウハウを習得することができている。
・組織的行動能力:指示に基づき確実に作業できる。
授業計画と内容
第1回 概要紹介・テーマ説明、チーム編成、テーマ達成への論点整理等、開始時自己点検
第2回 基礎実習(VRMLによる3Dグラフィックス)、テーマ達成方策案の検討
第3回 コンテンツ活用・保護に関する学習、テーマ達成方策案の取りまとめ、チームプレゼンテーションの準備。
第4回 チームプレゼンテーション・質疑(テーマ、内容、構築のポイント・留意点等)
第5回 テーマ達成方策案の修正、仕様作成、分担項目決定
第6回 構築・検証(1)個人単位での構築・検証と仕様修正
第7回 構築・検証(2)個人単位での構築・検証の完了
第8回 構築・検証(3)チーム単位での構築・検証と仕様修正
第9回 構築・検証(4)チーム単位での構築・検証の完了、教員・TAによるレビュー
第10回 実行、評価(1)評価項目の確認と実行、必要な修正
第11回 実行・評価(2)確定した項目に基づく評価
第12回 デモ・プレゼンテーション準備(1)ポスター原稿作成、プレゼンテーション準備
第13回 デモ・プレゼンテーション準備(2)ポスター確認、口頭発表・質疑準備
第14回 デモ・プレゼンテーション、最終レポート作成、終了時自己点検
第14回は通常の授業日から変更して卒業生に発表・質疑の分担を依頼し、かつ、それらの模様を外部に公開する。これを含め、プロジェクト進行をより円滑にするために、授業計画を変更する場合がある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
個人単位・チーム単位の準備と事後の作業時間を十分に確保し、プロジェクトの円滑な進行に努めること。この際、本科目で利用するGoogle共有ドライブ、OATube等を有効に活用して、授業外の学習活動を進めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 学生の自己評価、チーム同士の相互評価、プロジェクトの推進状況(成果物の質・量を含む)において、達成目標に掲げたコンピテンシーがそれぞれの水準以上で発現している。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
Webexによるミーティング,SNS等コミュニケーションツールを適時的確に使用する.具体的にはその都度指示する.
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じて,Webexミーティング,Google共有ドライブ,Googleクラスルーム,SNS等コミュニケーションツールを用いて双方向型の学び及び自主学習支援を実施する.具体的にはその都度指示する.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業中に指示する。
情報工学科1年次専門必修科目「映像情報学」で配布したVRMLに関する資料は参考になる。
その他特記事項
(1)チーム単位のプロジェクトを実施するため、履修者数に上限を設ける。年度初めの履修登録の結果、上限を超えた場合、前期中に履修説明会を開催し履修意思を確認の上、履修許可者を決定する。このため、前期中も掲示等に注意すること。また、履修決定者(選抜があった場合)・履修希望者(選抜がなかった場合)は第1回授業に必ず出席し、履修意思を明らかにすること。
(2)インターネット上で進捗状況管理等を行う。ツール利用の習熟と定期的な利用が必須である。
この科目は「就業力育成教育プログラム『段階別コンピテンシー育成教育システムプロジェクト』科目」である。
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本科目実施にあたり関連する担当者の経験:中央大学段階別コンピテンシーの開発、運用
上記経験に関連する授業内容:本科目はコンピテンシー育成を重点的に行うべく位置づけられている。学生のコンピテンシー向上に関する気付きを促進するよう授業やTAへの指示内容が設計されている。