シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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映像情報学 | 2024 | 後期 | 水2 | 理工学部 | 牧野 光則 | マキノ ミツノリ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PI1-8A61
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目は、映像情報技術の中核である2次元画像処理および3次元画像処理(コンピュータグラフィックス、バーチャルリアリティ等)の基礎について学び、2年生以降の画像・映像コンテンツ演習、コンピュータグラフィックス、エルゴノミクス、ディジタル信号処理などに必要な知識・能力を修得する。特に、VRMLを用いたコンテンツ制作を通じて、実践基礎力を修得する、課題解決型の学習内容を含む。
科目目的
情報工学科学生全員が有すべき映像情報技術に関する基礎知識とそれに基づく制作基礎能力を修得する。
到達目標
・2次元画像処理基礎、コンピュータグラフィックス基礎、バーチャルリアリティ、映像情報の情報抽出、入出力等、映像情報に関する知的財産権・情報セキュリティに関して基礎的知識を備えて、
1. 基礎知識を備え、用語の意味するところを理解し説明できること
2. VRMLによる簡単なコンテンツが制作できること
【参考指標】CG-ARTS協会が実施しているCGエンジニア検定ベーシックの水準
授業計画と内容
第1回 科目概観、映像情報技術の歴史
第2回 視覚
第3回 ディジタルカメラモデル
第4回 2次元画像処理基礎(濃淡変換、フィルタ)
第5回 実習(1)VRML(基本形状・質感)
第6回 コンピュータグラフィックス(1)形状モデリング基礎
第7回 実習(2)VRML(ポリゴン形状、テクスチャマッピング)
第8回 コンピュータグラフィックス(2)レンダリング基礎
第9回 コンピュータグラフィックス(3)アニメーション基礎
第10回 実習(3)VRML(アニメーション)
第11回 xR(バーチャルリアリティ、拡張現実感、複合現実感)
第12回 映像情報からの情報抽出
第13回 映像情報の入出力・伝送・蓄積
第14回 知的財産権と情報セキュリティ、総括(到達度の自主点検を含む)
第5回~10回は実習実施をより適切に行うために、順番を変更する場合がある。
原則として毎回小問題を出題する。また、第10回終了時点でVRMLを用いたコンテンツ作成のレポートを課す。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前には教科書や事前に配布される講義資料に目を通し、講義内容の概要の理解に努めること。この際、主要キーワードの事前調査や授業中に確認したい項目の整理等をしておくこと。授業後には学習内容を振り返り、未確認事項がないように、かつ、さらに生じた疑問を解決するよう追加学習をした上で、小問題やレポートに取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 映像情報技術及び関連事項に関する知識や計算方法を修得した上で、用語と内容を整合させることができ、かつ、活用できる。 |
レポート | 30 | 指定された条件を満たすVRMLコンテンツを作成し、工夫内容等を的確に説明できる。 |
平常点 | 10 | 各回の講義内容を理解し、適切に活用できる。 |
成績評価の方法・基準(備考)
(参考)レポートの採点のめやす(2023年度)※レポート出題時に今年度版の採点のめやすを開示する。
(100点満点として)
100点:定められた条件を的確に満たし、かつ、加点要素を1つ以上的確に含めたコンテンツを卓越した水準(質・量の少なくともいずれか)で制作している。加えて、制作物に対する説明が的確である。総合的に他の学生の模範となり得る。
95点:定められた条件を的確に満たしたコンテンツを卓越した水準(質・量の少なくともいずれか)で制作している。加えて、制作物に対する説明が的確である。
85点:定められた条件を的確に満たしたコンテンツを正しく制作している。加えて、制作物に対する説明が的確である。
75点:定められた条件を的確に満たしたコンテンツを制作しているが一部軽微な誤りがある。または、制作物に対する説明に一部軽微ではあるが不的確な点がある。
65点:定められた条件を的確に満たしたコンテンツを制作しているが一部軽微な誤りがある。加えて、制作物に対する説明に一部軽微ではあるが不的確な点がある。
不合格:制作したコンテンツが定められた条件から著しく逸脱している、または、制作物に対する説明に重大な誤りがある。※複数ファイルで構成される提出物の一部が不足している場合、制作物が定められた条件を満たしていることを確認できないため、不合格となる。提出の際、内容に不足がないことを入念に確認すること(開発に用いたPCやフォルダではないPCやフォルダ等にコピーして正しく動作することを確認するのも一つの方法)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
VRML実習に関する質疑応答の場を、授業時間外に設ける(学科プログラミング演習室で実施予定)。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じて,Webexミーティング,Google共有ドライブ,Googleクラスルーム,SNS等コミュニケーションツールを用いて双方向型の学び及び自主学習支援を実施する.具体的にはその都度指示する.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:「ビジュアル情報処理 CG・画像処理入門 (改訂新版)」CG-ARTS協会(2017年3月)
なお、VRMLおよびxRに関する教材は事前にmanabaを通じて配布する。
その他特記事項
VRMLプログラミングを自宅でも行えるよう、環境整備を実習の回までに行うこと。詳細はmanabaに掲載する。
参考URL
・E-mail: makino.fme7@g.chuo-u.ac.jp
・manabaの「個別指導(コレクション)」
・オフィスアワー(2024年度):授業日の火曜12:00-13:00