シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オープンプロジェクト演習 | 2024 | 前期 | 他 | 理工学部 | 瀧田 佐登子、浅井 智也 | タキタ サトコ、アサイ トモヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ET9-SN14
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
実務経験に基づき、本講義は集中講義形式で行う.
授業ではまず Web のこれまでの進化過程を説明、どのように Web が発展してきたかを学び、今後どのように発展していくかを考察する.次に Web の基礎技術である HTML, CSS, JavaScript で簡単な Web プログラミングの基礎を学ぶ.最後に "Web と モノ" がつながる WoT の考えのもと、オリジナル作品のアイディアからデザイン、設計、プロトタイプ製作、発表までをプロジェクトとして行う.また、全てを記録しオープンにしながらグループワークで製作を進めていく.
科目目的
Webの基礎技術やWebプログラミングをベースに"Web と モノ" がつながる WoT の実装方法を学び、実際に世の中の課題解決をテーマにプロダクトデザイン、設計、プロトタイプ製作・実装、発表までを一つのオープンプロジェクトとしてグループワークを行い、ソフトウェアとハードウェアの両方をバランスよく扱うことのできるエンジニアを目指す。
また、プロジェクトの手法としてオープンプロジェクトの在り方をアクティブラーニングを通して学ぶ.
到達目標
Web は、ビジネスやエンターテインメント、e-ラーニングなどをはじめ我々の⽣活のあらゆる領域で関わりを持ち始めている.近年 WoT (Web of Things) という考え⽅が登場し注⽬を集めており、さらにあらゆる産業に浸透しはじめている.
本科⽬では、ソフトウェアとハードウェアの両方をバランスよく扱うことのできるエンジニア(IoT/AIなどのエンジニア)を目指し、Web とオープンの考え⽅、オープンなプロジェクトのあり方など Web を取り巻く技術やリテラシを実践的に習得し、新しい Web のあり⽅を模索することを⽬的とする.
授業計画と内容
1⽇⽬
第1回 Web 基礎理論 1 Webの歴史、Webの最新技術
第2回 Web 基礎理論 2 WoT(Web of Things) / IoT (Internet of Things) の潮流・調査
2⽇⽬
第3回 Web 基礎理論 3 WoT(Web of Things) / IoT (Internet of Things) の調査結果発表
第4回 組み込みWeb 開発基礎 1 HTML, JavaScript, CSS の基礎知識
第5回 組み込みWeb 開発基礎 2 サーバ・クライアント通信、デバイス操作
第6回 組み込みWeb 開発基礎 3 ハードウェアデバイスと連携するアプリケーション開発
3⽇⽬
第7回 プロトタイプ製作実践 1 オリエンテーション・アイデアソン
第8回 プロトタイプ製作実践 2 アイディアソン・発表
第9回 プロトタイプ製作実践 3 プロトタイプ製作:設計
第10回 プロトタイプ製作実践 4 プロトタイプ製作:実装・中間発表
4⽇⽬
第11回 プロトタイプ製作実践 5 プロトタイプ製作:実装
第12回 プロトタイプ製作実践 6 プロトタイプ製作:実装、ライセンス定義
第13回 プロトタイプ製作実践 7 プレゼン資料やデモの準備
第14回 プロトタイプ製作実践 8 最終発表
※3日目、4日目に実践するアイデアソン、プロトタイプ製作のテーマは、地域の課題や身の回りの課題解決をテーマに実際に WoT / IoT のプロダクトデザインからプロトタイプ製作までを実践し学びます。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内で終わらなかった課題は持ち帰って制作すること.
最終成果物は WebDINO Japan が行うイベントなどで展示する可能性がある.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 30 | 課題レポート、最終レポートの提出状況及びレポート内 容を評価します. |
平常点 | 40 | 授業への参加、授業態度の状況を基準とします. |
その他 | 30 | 最終グループ発表にて、実装⼒(理解度)、グループ貢 献度を評価します. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PC及び、ボードコンピュータ(Raspberry Pi 又は micro:bit)を使用します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
本科目は、一般社団法人WebDINO Japan(旧Mozilla Japan)のエンジニア2名が担当する。
両名とも20年以上にわたり、オープンソース、Web技術の標準化、Webブラウザの開発などに従事し、Web技術を中心にコンサルタント・開発業務を行う傍ら、IoT/WoT を中心にIT人材育成などに携わる。
また、IoT/WoT を初学者が学べる仕組みをオープンソースコミュニティにて教材の開発を行い、WoT ハッカソン(Web技術を使ったIoTモノづくりハッカソン)などを全国にて実施.
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実際の業務に近い形で実践的なプロジェクト運営、開発を行うアクティブラーニングを行う集中講義とする.
教材なども、オープンソースで我々が開発に携わっているものを使うため、授業ではオープンソースソフトウェア開発手法やツールの使い方なども実践的に行う.
また、オープンソースコミュニティへの参加や、授業内の成果(グループワークでのプロジェクト成果)の外部発表の場の機会提供も本授業内に行う.
テキスト・参考文献等
https://tutorial.chirimen.org/ などの Web ページを中心に参照しながら行う.
その他特記事項
履修可能者数に限りがあるので、履修者を選抜することがあります.
本講義は 5/18 , 5/25 , 6/1 , 6/8 の土曜日に実施予定です.
4月に説明会の開催を予定しています.説明会開催については4月に学科からのお知らせメールなどでご連絡します.
<⼟曜⽇に必修科目がある履修者への注意事項>
⼟曜⽇に必修科目がある場合は必修科目の履修を優先して構いません.
ただし,その時間の該当する授業の実施形態に合わせて,講義の場合は配布資料等による⾃習,設計・実装などの演習については適宜⾃習時間を設定して実施すること.
また、最終グループ発表に出席できない場合は、グループ内で協議の上、各⾃発表動画などを作成するなどしグループワークでの担当部分を明確にすることで当該時間の履修とみなします.
なお,仮にオープンプロジェクト演習を優先して重複している必修科目を欠席された場合は、自身での判断となりますので公欠扱い等にはなりません.
<授業で使用するボードコンピュータ(Raspberry Pi 又は micro:bit)について>
授業で使用するボードコンピュータ(Raspberry Pi 又は micro:bit)など機材は貸し出しを行いますので、準備する必要はありません。
参考URL
https://www.webdino.org/