シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
代謝生物学実験 | 2024 | 後期複数 | 水4,水5,水6 | 理工学部 | 村上 浩士 | ムラカミ ヒロシ | 2年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-BI2-9A12
履修条件・関連科目等
基礎生化学を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
各回のはじめに実験内容、手法について解説しその後グループに分かれて実験を行う。レポートはテーマごとに作成し、指定された日の実験の開始時に提出する。実験は簡単な古典遺伝学的解析、酵母の培養と分子遺伝学的解析のように進める。
科目目的
生命現象は、物理化学の法則に従っていることを理解し、一部は分子レベルで説明されている。分子生物学の発展により、遺伝子を増幅したり、改変したり、破壊したりすることが可能となっている。分子遺伝学の基礎から、PCRによるDNA断片の増幅、遺伝子破壊の操作を通じて、生命の仕組みを理解する。
到達目標
酵母を用いて、微生物培養と遺伝学的手法などの分子遺伝学の基礎を学ぶ。具体的には、細胞周期変異株、栄養要求性マーカーを用いた古典的な遺伝学解析を行う。さらに、PCRを用いてDNA断片を増幅させ、この断片を形質転換法を用いて遺伝子破壊を行う。PCRと電気泳動法を用いて破壊株の確認、表現型の観察などの実験を行う。この実験を通して遺伝子組換えの原理、注意点を含めた教育を行う。
授業計画と内容
第1回 実験の概要の説明と培養試薬の調製
第2回 酵母の遺伝学の基礎(酵母の顕微鏡観察)
第3回 酵母の遺伝学の基礎(優性と劣性)
第4回 酵母の遺伝学の基礎(相補性試験)
第5回 酵母の遺伝学の基礎(相補性試験の解析)
第6回 酵母の遺伝学の基礎(組換え試験)
第7回 酵母の遺伝学の基礎(組換え試験の解析)
第8回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊の準備)
第9回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊)
第10回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊株の確認)
第11回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊株の表現型)
第12回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊株の解析)
第13回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊株の掛け合わせ)
第14回 酵母の分子遺伝学の基礎(遺伝子破壊株の分子遺伝子的解析)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
実習の予習をして、手順などを確認しておくこと。提出されたレポートをもとに、問題点、注意点を解説する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | レポートの提出が必須。 |
平常点 | 50 | 出席と実験へ取り組むことが必須。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点と実験への取り組みの態度を50%、レポートの評点を50%を目安に総合的に評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
レポートは複数回(2〜4回)提出してもらい、その記述から、理解度を評価し、実習中に講評と解説の時間を設ける。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
実験開始時に配布する。