シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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応用生物学 | 2024 | 後期 | 月5 | 理工学部 | 浅井 智広、岩舘 満雄、上村 慎治、諏訪 裕一、福井 彰雅、箕浦 高子、村上 浩士 | アザイ チヒロ、イワダテ ミツオ、カミムラ シンジ、スワ ユウイチ、フクイ アキマサ、ミノウラ タカコ、ムラカミ ヒロシ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BI3-9A16
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
7名の教員が分担して、遺伝学、分光法、光学顕微鏡技術、ゲノム解析技術、質量分析法および微生物を利用した環境バイオテクノロジーについて解説する。
科目目的
生命科学における、計測・解析技術の基礎を学び、それらの技術を使った応用例を学ぶことを目的とする。
到達目標
生命科学分野における、様々な計測・解析技術の原理を理解し、それらの技術を使ってどのような面に応用できるか考えることが出来るようになることを目標とする。
授業計画と内容
計画に記されている順番はあくまでも目安である。各教員が2回ずつ講義を担当するが、各教員の予定により順序が変わることがある。
「遺伝学を利用した標的治療薬の開発」(担当:村上)
複数の遺伝子間の相互作用(合成致死や抑圧など)を説明し、これに関連する遺伝学の背景と原理を概説する。さらに、化学療法と標的治療について説明し、合成致死に基づく、標的治療薬のスクリーニングについて紹介する。
第1回.合成致死と抑圧
第2回.標的治療薬の開発
「核磁気共鳴分光法(NMR)と、分子構造解析への応用」(担当:岩舘)
第3回.NMR分光法から分子の化学的な性質に関連した様々な情報が得られる原理を理解する。
第4回.NMRスペクトルから有用な情報を取り出す方法を学ぶ。
「最新光学顕微鏡技術」(担当:上村)
第5回.光学顕微鏡の基本原理
光学顕微鏡の性能を決めるものは何か、その理論的な背景を解説する。
第6回.光学顕微鏡法の応用
画像像処理、レーザー顕微鏡など、卒研や大学院で活用する場面を想定して、各種の最新型光学顕微鏡技術の理解を目指す。
「生理学・生態学でのトレーサー実験」(担当:諏訪)
発見が相次いだ地球化学的窒素循環とその微生物学を対象にとりあげ,こうした研究で用いられるトレーサー実験の実際を解説する。トレーサー実験で用いられる質量分析計(ガスクロマトグラフ-質量分析計:GC-MS)利用についても概説する。
第7回 地球化学的窒素循環の最新知見,ガスクロマトグラフ-質量分析計(GC-MS)概説
第8回 安定同位体を使ったトレーサー実験の実際
「動物の形態形成と再生医療」(担当:福井)
我々人間を含む脊椎動物の体の成り立ちと組織や器官の形成過程を概説し、再生医療への応用における展望と問題点について討論をおこなう。また、具体的な研究方法として遺伝子発現解析ゲノム操作について、その原理と手法を解説する。
第9回.「動物の発生と遺伝子の発現解析法」
第10回.「細胞の分化解析とゲノム操作」
「超解像顕微鏡やクライオ電子顕微鏡による細胞内分子の高精度可視化」(担当:箕浦)
超解像顕微鏡やクライオ電子顕微鏡、クライオ電子線トモグラフィー技術の進展により、細胞内ではたらくさまざまな分子の構造やふるまいを高精度で可視化できるようになった。講義では、これらの原理とともに、これらを用いた最近の細胞生物学研究をいくつかピックアップして紹介する。
第11回.超解像顕微鏡で細胞内の様々な現象を明らかにする
第12回.クライオ電子顕微鏡を用いた細胞内微細構造の解析
「高速分光法と光合成研究」(担当:浅井)
閃光を使った時間分解分光法を解説する。またそれを利用した光合成反応の追跡例を紹介する。
第13回 様々な時間分解分光法の原理と限界
第14回 高速分光法で見る光合成の初期過程
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
基礎研究の成果がバイオテクノロジーにどのように利用されているかについて調査をおこなう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 出席も重視しますが、最後にテーマ毎に指定したレポートを提出してもらい、総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
各教員の出す成績の平均とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
各教員のオムニバスで行うので、教員毎に、ICTを活用するかしないか、どのような物を使用するか一律に表記できないのでその他としている。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考書・参考文献等
「細胞の分子生物学 第6版」
ISBN:978-4-315-52062-0
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784315520620
その他特記事項